脚が太くなる原因は足にあり!? すらっと『脚美人』のつくり方
やみくもに脚のトレーニングをしても逆効果かも!
女性のお客様のお悩みを聞くと、返ってくる答えの一つがこれ。「脚(太もも)の太さを気にしています」 。
女性の場合、男性に比べると骨盤が横に広くて腿の前や横が張ってきやすいのですね。もちろん股関節の癖による影響は大きいですが、今回は脚美人になるために大事なもう一つのことを話します。
身体をこのように『土台=足』『柱など骨組み=骨格』『壁=筋肉や皮膚』『屋根=頭』と例えてみます。それぞれが役割りを果たして私たちが住むことのできる環境となりますね。この中でも一番ベースになっているのが『土台=足』です。ここが傾いていたり、グラグラと安定していなかったりしたらどうでしょうか。
そこに柱や骨組み、壁や屋根が積み重なっていくとさらに不安定になります。地震や強風に耐えられないですよね。
これが人の身体だとしたら、崩れないようにどこかで無理をしながら耐えることになります。つまり、足が不安定になっていると腿が頑張って姿勢を保とうとするのです。もしそのままの感覚で脚のトレーニングなどをしたとしたら、思いのほか脚が張ってくるかも・・・。う~ん、それはなるべく避けたいですね。
では、どうすれば良いのか。それは、ズバリ!足の機能を高めて地面を押す感覚を養うこと!もし今、足の感覚がふわっとしているのなら、是非このあとおすすめするエクササイズをやってみてくださいね。
やってみよう!足のエクササイズ!
準備するものは何もないです。裸足になり、リラックスした気持ちで始めましょう。
最初はうまく動かないかもしれませんので、手で足をほぐすことから始めると良いでしょう。とにかく足を触って、足裏や足の指を動かします。足の指の間に手の指を入れて組むようにするのも効果的です。皮膚が乾燥しているのであればオイルやクリームでマッサージをするのも良いです。
《やり方》
【1】足裏と指を床に着けてスタート!
【2】足裏は着けたまま5本指を挙げる
【3】親指だけ下ろして床を押す
【4】小指も下ろして床を押す
このあとストンと力を抜きます。これは床や椅子に座ったままでも立った状態で行っても良いですので、繰り返してみてください。なかなか動かない時は挙げている指を手で押さえたまま、親指や小指で床を押す感覚を養うようにします。諦めず、続けていくと少しずつコツが掴めてくるでしょう。
安定した立ち姿勢を手に入れよう!
足のエクササイズが簡単にできなかったとしても、普段の生活の中でもできることが2つあります。まず1つめは、『足を柔らかくすること』。足が乾燥していたり硬くなっていたりしてませんか?柔らかい足の方が床を感じやすいですので、揉む・摩る・ほぐすでケアをしましょう。
2つめは、『裸足で過ごすようにする』。家ではなるべく裸足になり、足裏のセンサーを働かせます。外を歩く時は裸足というわけにはいきませんので、地面の凹凸などをイメージするのも良いでしょう。
今回は『足』に特化した話でした。またの機会に足から繋がる脚のトレーニングに関して話したいと思います。
- 執筆者:
- 金子 由美