同じものを食べているのに、「私だけ太る」のはなぜ?
なぜ食べているものが同じなのに、私だけが太るのか?!
同じものを食べているのに「私だけ太る」のは何故?その答えは、「何を」「どれだけ」食べたらいいのかは、人によって異なるからです。
だから同じ料理を食べていても、ある人は少しずつ太っていき、また別のある人は逆に痩せていくこともあります。
その理由のひとつが、1日に消費するエネルギー量(*総消費エネルギー量)の個人差にあります。総消費エネルギー量は、基礎代謝量と生活活動強度で決まりますが、基礎代謝量も生活活動強度も個人差が大きいためにこのような個人差が生まれてきます。
*総消費エネルギー算出方法・・・基礎代謝量×生活活動強度指数=総消費エネルギー量
日本人の身体活動レベルと、総消費エネルギーの目安とは?
参考までに、日本人の身体活動レベルの目安と、1日の総消費エネルギーの目安を記載します。
身体活動レベルが低い:ほとんど座位で生活。静的な活動が中心。
身体活動レベルが普通:座位が中心の生活で立位・移動・通勤・買い物・家事・軽い運動も行う。
身体活動レベルが高い:立位・移動が多く、活発な運動習慣を持っている
1日の総消費エネルギー量(女性:30歳~49歳)
身体活動レベルが低い:1,700 kcal
身体活動レベルが普通:2,000 kcal
身体活動レベルが高い:2,300 kcal
もしも、あなたがデスクワーク中心のお仕事で、軽いお散歩程度はするものの、活発な運動習慣は持っていない生活をしている35歳の女性だとすると、1日の総消費エネルギー量の目安は、2,000 kcalということが判りますね。
意外と簡単にデキル!無理のないウエイトコントロール
1日の総消費エネルギー=基礎代謝(約60%)+生活活動代謝(約30%)食事誘発性熱産生(約10%)なので、基礎代謝・生活活動代謝・食事誘発性熱産生それぞれを高める意識を持つことで、1日の総消費エネルギー量を大きくして、無理なくウエイトコントロールができます。
運動習慣を持ち(=生活活動代謝UP)筋肉を鍛えて筋肉量が増えると、基礎代謝も高まるので、一石二鳥で太りにくい身体になれます。
講師によって違う?!基礎代謝の内訳
もしかすると勉強熱心な人の中には、基礎代謝の内訳で疑問が膨らみ迷路の中にいます。という人がいるのではないでしょうか。それも無理もありません。なぜならば研究データにより、基礎代謝に占める筋肉の比率が一番高い説と、内臓の比率が一番高い説が共に存在しているからです。
本題からずれて長くなってしまうので、ここでは詳細は省力しますが、簡単に言えばここにも個人差があるということです。
だから、「基礎代謝には筋肉だ~!」でも「基礎代謝アップは、筋肉よりも内臓だった~!」でもなく、『筋肉も鍛えて内臓もストレッチ』して、全身バランスよく健康増進していきましょう!
マハロ~♪