「脚もみ」でスッキリ美脚に!むくみ・冷え・だるさを解消
座り仕事・運動不足でだるくなる脚
仕事上座る時間が長い方の場合、脚の各関節が曲がったままになります。股関節、膝関節、足首の関節、脚の大きな各関節部分には、リンパ節があります。
リンパ節は、足の老廃物を心臓に戻すために流れているリンパの中継地点となり、老廃物を出し処理します。リンパの流れは、血液と違って心臓のような強力なポンプがないため、周りの筋肉の動きがポンプ作用をして、流しています。
運動不足で座り姿勢を続けることによって、リンパの流れが妨げられるだけでなく、リンパ節部分が屈曲したままで、巡りが悪い状態が続くので、むくみ、冷え、だるさが脚に表れることになります。
座ったままできる、脚もみケア
それでは、座ったままでもできる、リンパの流れを促すケアをご紹介します。足首を曲げ伸ばししたり、つま先を上げてつま先で円を描く、かかとを持ち上げてかかとで円を描く動きをしてみましょう。
足首のリンパ節のほぐしと、ふくらはぎの筋肉の刺激になり、ふくらはぎから下のリンパの流れを促します。
続いて、手指で膝裏をもみほぐすマッサージをしてみましょう。最初は痛く張った感じがあるかも知れません。気持ちよく、根気強く、定期的に続けます。膝のリンパ節をほぐして、老廃物をさらに上に流すことができます。
次に、そけい部を指の腹で押しながらさすってみましょう。最初はしこりのようなものが感じられたり、痛みがあったりするかもしれません。下半身のリンパの流れの滞りを取り、むくみや冷えやだるさを解消していきます。
椅子でそけい部ストレッチ
座りっぱなしで縮んでいるそけい部を伸ばすストレッチです。安定して倒れにくい椅子の右端に、左のお尻を置いて座り、骨盤を立て、右脚は大きく後ろへ引きます。
ちょうどヨガの英雄のポーズに近い体勢になります。後ろ足のそけい部と、膝裏とアキレスけんを同時に伸ばすことができ、リンパの流れを助けます。反対側でも同様に行います。
立ち仕事の方の、むくみ予防の立ち方
長時間立ったままでいると、やはり脚がだるくなったり痛くなったりすることがあるでしょう。立ったままの場合、逆にそけい部を伸ばし過ぎてしまって、そけいリンパの流れが悪くなる人が多くなります。
そけい部やももの前を触って、筋がパツパツになっていませんか?骨盤を少し後ろに引いて、ゆるめてみましょう。脚の付け根を触ってみて、ややくぼみができる程度の骨盤の位置を保って立つようにしましょう。
おわりに
いかがでしたか?座ったまま、立ったままでもできる気軽な対策で、少しでも快適に過ごすことができますように。
- 執筆者:
- 美宅 玲子