「わきもみ」でスッキリ!猫背・イライラ・二の腕の悩みを解消
デスクワークやスマホ姿勢で、わきが硬くなる
パソコンに長時間向かっていたり、スマートフォンの操作をしたりしていると、首から肩の姿勢が一定に固まってしまいます。両手や肩・首が前に出てくる、すぼまったような姿勢です。この姿勢は、わきや鎖骨周りなど、リンパ節やリンパの流れが集中している部分の筋肉を硬くするので、巡りが滞り、首や肩が凝るだけでなく、二の腕に老廃物がたまったり、腕の神経を圧迫して冷えたりだるくなったりすることもあります。
さらに、肋骨の動きが制限されるので、呼吸が浅くなり、結果イライラしやすくなったり、自律神経の働きが乱れて冷えやすくなったりと様々な悪影響が表れます。
わき周りが固まることで、思わぬ多くの影響が出るのですね。
わきもみをやってみよう!
それでは、固まったわき周りの筋肉をもみほぐしてみましょう。
わきには前側と後ろ側に大きな筋肉があります。右手の人差し指から小指までを左の脇に入れ、親指を胸側に置いて、わきの前側の筋肉をもみほぐします。デスクワークなどで腕を前に持ってくる筋肉なので、ずいぶんと凝り固まっているはずです。ここをほぐすことで、胸が開きやすくなり、肋骨の動きもしやすくなります。
わきの奥には呼吸に関わる筋肉もあるため、呼吸がしやすくなり、イライラ解消にも役立ちます。反対側でも同様に行います。
次に、左腕を持ち上げ、右手の親指を左わきにセットします。右手の人差し指から小指までを左の肩甲骨側へ持って来て、筋肉をもみほぐします。こちらは、腕を下げる筋肉なので、ほぐしておくことで腕を動かしやすくしたり、肩こり首こりなどの予防になります。反対側でも同様に行います。
わきを伸ばすストレッチ
わきをほぐした後は、ほぐれた状態を維持し、血流を促すストレッチをしてみましょう。両手を組んで、上に伸びをします。息を吸いながら上に伸びて、吐きながら手を離して肩を脱力することを、3回繰り返します。
次に、余裕があれば両手を組んで上に伸ばしたまま、さらに両手を頭より後ろの方向へ引いてみましょう。これは少し難しいかもしれないので、両手にフェイスタオルを持って行ってもいいです。そのまま深呼吸をして、胸やみぞおちが開かれるのを感じます。
次に、両手を上で組んだまま、息を吐きながら両手を右へ持って行き体側を伸ばします。吸いながら中心に戻り、吐きながら左側へ向かいます。ゆっくりした呼吸で3往復繰り返しましょう。
かなり上半身がポカポカしてくるはずです。代謝が上がり、脂肪の燃焼効果もあります。
おわりに
いかがでしたか?わきが縮んで固まっていた時には気づかなかったかもしれませんが、わきがゆるんで伸びた時の精神的な解放感や、呼吸の深さ、リラックス感、首肩周りの血流の良さ。視野も広くなって、定期的にやると、仕事もはかどるかも知れません。どうぞお試しください。
- 執筆者:
- 美宅 玲子