辛い背中スッキリ!張りと疲労を軽減する、1日10回簡単エクサ☆
姿勢の乱れで起こるであろう身体の負担とは
自分の後ろ姿は見えないものの、人から指摘されたり、鏡に映った姿を見たりしたとき姿勢が気になったことはありませんか?背中を丸めているのであれば見た目にもいいとは言えません。それだけではなく、背中の張りやコリなどを感じる人もいるのではないでしょうか。
本来の正しい姿勢は、足・骨盤・肋骨・頭のポジションが良い状態が望ましいです。つまり、重力に対して身体を支える力が働いているからこそ、綺麗な姿勢というのは楽な姿勢なのです。
もし背中を丸めた姿勢が長く続けば、身体を支える力が弱くなり疲労感が増していくでしょう。その場だけ頑張って胸を張ったとしても疲れてしまいます。そうならないためにも、身体を支える力が必要となってきます。
だとしたら、背中を鍛えればいいの?
姿勢が乱れることで身体を支える力が弱くなり、見た目もいいとは言えないと話しました。弱いなら強くすればいい、と考えることは正しいです。ただ、その姿勢を長く続けていたことで動きにくくなっている部分が出てきます。それは・・・、脊柱と肩甲骨。
脊柱は首から腰まで24個の骨でなっており、肩甲骨は背中側にあります。理想はしなやかな脊柱の動きや肩甲骨が肋骨を滑るように動くことなのですが、同じ姿勢が続けばそれらが動きにくくなってしまいます。そうであれば、鍛える前に動きやすい状態を優先させることが望ましいです。
ここで一度バンザイをしてみてください。耳の横まで腕がスムーズに上がりましたか?もし、上げていく時に肘が曲がったり腰が反ったりするのであれば、肩甲骨がうまく動いていない可能性があります。背中の張りを軽くするためにも、まずは脊柱や肩甲骨を滑らかに動かすことから始めてみましょう。
お手軽カンタンエクササイズで背中をすっきりと!
では実際に動いてみましょう。立ったままでも椅子に座ってもできますので、呼吸に合わせて1日10回から始めてみてください。
《やり方》
【1】肋骨に手をあて息を吸いながら肘を後ろへ引く
【2】目線は斜め上で肩甲骨を寄せるようにする
【3】次に息を吐きながらお腹の前で腕を交差させる
【4】目線は斜め下で肩甲骨を開くようにする
《おすすめポイント》
腰や首を過度に動かそうとせず、胸や肩甲骨に意識を向けて心地よいリズムで動きましょう。
繰り返しおこなうことで、だんだん動きが滑らかになってきます。このエクササイズをすると、背中がすっきりするだけでなく呼吸がしやすくなるでしょう。ぜひ続けてみてください。
- 執筆者:
- 金子 由美