集中できない!集中力を上げるための食事とライフスタイル
集中力が続かないのは自分のせい!?
集中力が続かない状態は、中医学の世界では生命エネルギーの気と体に栄養と潤いを与える「血」が足りていない状態。
気は生命エネルギーなので、なくなると元気がでなくなりますし、頑張ろうという気も起きません。血は全身に栄養を届けていますが、脳や心に栄養を与える働きをしていますので、なくなると考える力がでなくぼーっとしたり、集中力が続かなくなってしまうのです。だから、ご自身の性格のせいではないんですよ。
集中力が続くためのライフスタイル・お食事をご紹介しますので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
1.集中力をあげるために大切なこと・睡眠
集中力がなくなるのは気血が足りなくなるからとお伝えしましたが、この気血を補うためには、寝て体を休めるのが一番!
気があることによって血が動くので、体を休めないと気は絶えず外に漏れてしまいますし、気が絶えず動いているということは血も絶えず漏れている状態です。ですのでいつも寝不足な方もそうですし、いつも忙しく動いている方も万年気血が不足している状態です。
寝るのが大切なのはわかっているけれど、寝る時間がない!という方はせめて「一週間の間にこの曜日だけは0時越す前に寝るぞ!」と決めてみてください。決めると動くだけなので逆算して動くことができますよね。
2.集中力をあげるために大切なこと・気血を補う食事を摂ろう!
集中力をあげるためには気血を補う食材を普段の食事でとることが大切!気血を補う食材を紹介しますので「集中力をあげたい」という方は積極的に摂り入れてくださいね♪
【気を補う食材】
お米・じゃがいも・さといも・ざつまいも・かぼちゃ・長いも・黒豆・鶏肉・牛肉・鯖・鰯・甘酒
【血を補う食材を】
黒豆・黒ゴマ・なつめ・にんじん・ほうれん草・パセリ・プルーン・いか・いわし・鮭・鯖・ぶり・まぐろ・牛肉・鶏のレバー・豚肉・卵
終わりに・・・
集中力がないのは自分のせいだ!とご自身を責める方もいらっしゃいますが、ライフスタイルやお食事を変えることも大切です。
自分が悪いんだと責める前に、寝不足じゃないかな?パンや麺ばかり食べていないかな?働きすぎて休む時間とれてないかも?と今の自分を見つめなおしてみて下さいね。
参考文献:現代の食卓に生かす「食物性味表」日本中医食養学会 (著), 仙頭 正四郎 (監修), 国立北京中医薬大学日本校
- 執筆者:
- 倉口 ゆうみ