夏こそ細マッチョでビキニ!ならば、タンパク質をとにかく摂ろう!に潜む穴。 夏こそ細マッチョでビキニ!ならば、タンパク質をとにかく摂ろう!に潜む穴。
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細マッチョになりたいから「とにかくタンパク質を摂る」に潜む落とし穴

睡眠栄養指導士®︎ ヨガインストラクター 食育指導士 エアロビクスインストラクターとして活動をする中、日々のハードワークによるストレスで慢性胃腸炎を患い体質改善でヨガを取り入れ、体調が良くな…
2018年07月31日
ヨガインストラクター、睡眠のプロの内藤絢です。いよいよ海とプールのシーズン!ビキニで思いっ切り夏を満喫したい!でも…まだビキニが似合う身体ではないかな?ならば筋トレして、細マッチョな身体に。「とにかく痩せたいからタンパク質を沢山摂ろう。」という考えに潜んだ、意外な落とし穴をお伝えします。

「タンパク質をとにかく沢山!」は、細マッチョから遠のきます

その理由は3つあります。

1.タンパク質過多は返って太り易く、痩せにくくなる。
タンパク質が豊富な食品、特に肉や卵はカロリーが高め。多く摂りたいと量を食べるとカロリーオーバー+脂質を多く摂る事になり、脂肪と体重が増える事になりかねません。

たんぱく質
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2.脱水症状→熱中症の恐れ。
私達の体内でタンパク質を消化する際に働く、腎臓への負担が大きくなります。消化の時に出る老廃物をろ過する、極めて重要な役目を担っている為です。

タンパク質が多すぎる食生活は、その機能に負担が掛かり過ぎる可能性と、体内の水分調整が上手く行かずに「脱水症状→熱中症」を引き起こす原因にもなると言われます。

3.腸内環境の乱れ
中でも動物性タンパク質を摂りすぎる事で、身体に吸収されなかったタンパク質がそのまま腸内に送り込まれ、腸内に贈られたタンパク質は悪玉菌のエサとなり、腸内環境の乱れの元となります。

本来、一番少ない悪玉菌が増えると、腸の運動が弱まり便秘や軟便の原因にも。腸内環境の悪さは口臭や体臭の元となります。

改善法は、この3点

1.タンパク質に偏らず、バランス良く食べる。
身体のベース作りには【ビタミン・ミネラル類】が欠かせませんが、この時期は大量の汗や尿で体内に足りなくなります。

ビタミン・ミネラル類なら野菜や果物、海藻類、キノコ類に豊富。高タンパク、低脂肪の程よい量の主菜+上記の食材を取り入れましょう。

野菜
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2.炭水化物はむしろ、細マッチョボディの味方です。
車がガソリンを燃料として動く=私達の身体のガソリンに当たるのは炭水化物です。ガソリンがないとエンストを起こす様に、体内に炭水化物がないと筋肉はパワーを発揮しません。すぐエネルギーにしたい時は茶碗半分の白米かお粥がオススメ。エネルギーを生み出すなら【米食】が一押しです。

3.暑くて食欲が無くても「プロテインだけ」など、水分のみ食事にしない。
プロテインのみならず、水分のみで食事を済ます事は内臓疲労・冷えを作ります。少ない量でも【食べる・噛む】と言う食事を取り入れる事は、腸を元気にしてお腹もスッキリ!とした、ビキニが決まる細マッチョ美ボディへの近道です!

執筆者:
内藤 絢