デスクワークで丸まった背中をリセット!オフィスでできる簡単ストレッチ
丸くなった上背部は「胸へのストレッチ」でリセット!
長時間パソコンとにらめっこしていると上背部が丸くなり頭が前に突き出しやすくなるので、「肩こり」になりやすくなります。上背部が丸まった姿勢は、胸の筋肉や肩前面の筋肉の緊張を招き、これらの筋肉の緊張が上背部の丸まった姿勢を助長するという悪循環をもたらしてしまいます。
そこで、デスクワークの合間に行っておきたいストレッチの一つは、「胸部へのストレッチ」です。
【胸部へのストレッチ】
1.肘と脇を90度に曲げた状態から、手の尺側(小指側)の部分を壁や柱に引っかけます。
2.ストレッチする側の足を一歩前に踏み出し、顔も含めて上体を反対側へ向けることでストレッチされます。心地よく感じる強度で20〜30秒間ストレッチすることで筋肉の緊張が緩和されます。
座ったままでできる!固まった肩甲骨の動きを高めるストレッチ
「丸くなった背中には胸へのストレッチだけで十分!」と言いたいところですが、胸へのストレッチで、筋肉の緊張を緩めただけでは不十分です。何故なら肩甲骨を内側に引き寄せる(内転させる)際に機能する筋肉が機能しないままでは、またすぐに肩甲骨が外に開いて、上背部が丸まった状態に戻ってしまうからです。
【肩甲骨内転方向への動きを高めるストレッチ】
そこで丸くなった背中をリセットするために行っておきたいもう1つのストレッチは、肩甲骨の内転方向への動きを高めるストレッチです。
【肩甲骨内転方向への動きを高めるストレッチ】
1.息を吐きながら肩甲骨を外側に開き、次いで上腕部を内側に捻ります。すると手のひらが後ろに向きます(写真左)。
2.息を吸いながら肩甲骨を内側に引き寄せ、次いで上腕部を外側に捻ります。この時、手のひらは正面を向きます(写真右)。1.と2.の動作を10回繰り返してみましょう。
背中全体を動かすというよりも肩甲骨と上腕部を動かすように心がけます。少しずつ可動域を広げていくことがポイントです!
一日に一度は「ストレッチブレイク」を!
慌ただしい中でも「コーヒーブレイク」があるように、一日に一度は「ストレッチブレイク」というものを作ってみてはいかがでしょうか?
お仕事の合間にストレッチでカラダをリセットすれば、アタマもスッキリして仕事の効率もアップするハズです!是非お試しください!
- 執筆者:
- 町田 晋一