太るストレスと痩せるストレスって?健康美を育むライフスタイルとは 太るストレスと痩せるストレスって?健康美を育むライフスタイルとは
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「太るストレス」と「痩せるストレス」って?健康美を育むライフスタイル

「美欲と食欲をどっちも満たす」をテーマに、ストレスフリーで理想の自分を目指す方法 について書いています。 私は15歳~24、25歳くらいまで「ダイエット依存症&過食症」でした。 ―こんなに頑…
2018年06月05日
こんにちは、コラムニストの愛子です。ストレスは健康や美容の大敵とされています。たしかにその通り。でも実は、いいストレス、ダイエットの味方になってくれるストレスというのもあるのだそうです。それがないと、逆に太りやすくなってしまうことも?今回は、いいストレス、悪いストレスの違いをご紹介します。

1:ストレスと肥満の関係

まずは悪いストレスと肥満の関係についておさらいしましょう。

・ストレスホルモン「コルチゾール」によって食欲増進
強いストレスを感じると、副腎から「コルチゾール」というホルモンが分泌されます。コルチゾールを抑えるためには、幸福感をもたらす「セロトニン」「ドーパミン」が必要となるのですが、それらを手っ取り早く食べることで分泌させようと、食欲が増えてしまうことが多いのだそう。※1 

・自律神経が乱れ、代謝低下&食欲増進
健康であれば、交感神経(活動モードのときに優位となる)と、副交感神経(休憩モードのときに優位となる)が適切なタイミングで切り替わります。しかし強いストレスを受けると、それらのバランスが乱れてしまうと言われています。

交感神経の働きが低下すると、脳も体もずっと休息モードに。代謝が落ちて肥満の原因のひとつにつながります。反対に副交感神経の働きが低下しても、脳や体が十分に休まらず機能が衰えるので、やはり代謝が落ちてしまいます。また自律神経のバランスが乱れると、イライラしたり憂鬱な気分になったりしやすいので、紛らわせようと食欲が増すことも多いのです。※2

ストレスと肥満の関係
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2:悪いストレス

悪いストレス、太るストレスとは、上記で挙げたようないわゆる「ストレス」のことです。言い換えれば、ネガティブな感情しか湧いてこないもの。我慢して乗り越えたところで、負の感情しかもたらさない、ただただ嫌なもののことです。

こういったストレスが多いと、コルチゾールがたくさん分泌されたり、自律神経のバランスが乱れたりするので、食欲が増し、代謝が低下して、太りやすく痩せにくくなってしまう恐れが。悪いストレスの元は、健康美のためにも、幸せのためにもなるべく避けていきましょう!

3:いいストレス

ストレスの悪影響について書きましたが、ノーストレスだけが必ずしもいいかと言えばそんなことはありません。人間には適度なストレスが必要なのです。それがないと、ダラけたつまらない毎日になってしまい、脳が働かないので代謝が落ち、脂肪が燃焼されづらくなってしまう可能性もあるのだとか。

取り組む前は「面倒だな~」「緊張するな~」などとストレスを感じても、終えたあとに「気持ちいい」「やりきって良かった」などと思えるもの、ポジティブな感情を運んでくるものは、いいストレスと言えます。いいストレスは「刺激」と言い換えることが出来るものです。

終えたあとの快感
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集中しているとき、適度な緊張感を覚えているとき、興奮しているときなどは、ドーパミンやアドレナリンなど、食欲を抑制したり代謝を促したりするホルモンが分泌されます。脳もフル回転するので代謝も上がりやすくなるでしょう。

「ちょっと面倒」「ちょっと怖い」「ちょっと緊張」でも、もしそれを乗り越えた先に、達成感や爽快感が待っているなら、ぜひチャレンジしてみましょう。そんな適度に刺激や張り合いのある生活が、健康美を育んでくれるのです♪

※1参照:仁香の食べて痩せるハッピー脳ダイエット/モデル 仁香・著 ※2参照:ダイエット検定1級テキスト/日本ダイエット健康協会 著・編集/古谷暢基 監修