体にいいことをしたい!そう思ったらはじめたい3つのこと 体にいいことをしたい!そう思ったらはじめたい3つのこと
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「体にいいこと」をしたい。そう思ったら始めるべき3つのこと

国際薬膳調理師/薬膳ライフバランスプランナーの倉口ゆうみです。自身が心身のバランスを崩したことで食の大切さを改めて考えていた時に、本屋さんで薬膳の本と出会ったのがきっかけて約1年半、フルタイムで会社勤…
2018年05月18日
「年齢も重ねてきてそろそろ体にいいことを始めたいな・・・」そう思っていませんか?でも、こんなにたくさんの情報がある中で何から始めたらいいの?今回はそんな方のために「体にいいことを始めたい」と思ったらしてほしいこと3つをご紹介します。

1.自分の体の変化に敏感になる

体にいいことを始めよう!と思うと、体にいい物を取り入れなきゃと意気込んでしまいがちですが、実はそれよりも大切なことがあります。それが「自分の体の変化に敏感になること」です。

体にいいことって聞こえはいいですが、薬膳の世界ではみんなの体にいい物っていうのはありません。それは一人ひとり体質が異なるからです。

例えば生姜ひとつをとっても、冷えタイプさんのAさんには体を温める生姜はいいですが、暑がりなBさんには生姜は合いません。それなのに「生姜は体にいいもの」と思ってBさんが摂り続けていると、逆効果になってしまいます。

このように「生姜は体にいい!」といってもみんなに合うとは限りません。〇〇は体にいい!という情報ではなく、その食材が自分の体に合うかを見極めることのほうが大切です。

自分の体の変化に敏感になる
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「でも、自分の体にあうか見極めるってどうしたらいいの?」と思いますよね。その一歩が自分の変化に敏感になることです。

例えば・・・
「私って暑がりかな?人と同じ場所にいても自分だけ暑いって言ってるかも」
「なんか朝起きた時だるさがある。昨日よりもつらい気がする」
「なんだか食欲がわかない。胃がチクチクするかも?」

など、こういう変化も「まぁいっか」なんて思わず、きちんと感じてあげてください。まぁいっか。は良い言葉でもありますが、自分の心と体にいいことをしてあげたい、大切にしたいって思っているならば、どこまでも自分に敏感になってあげてほしいです。

2.自分の体の負担になっているものに気づく

何かを始めようとするとき、良いものを取り入れようとする方が多いかもしれませんが、実は苦手なもの、自分に負担になっているものを取り除いてあげることのほうが始めやすいですし、簡単です。

例えばコーヒーが好きだけれど、一日〇杯以上飲んでいると調子が悪いなって気づいているけれど、習慣だからやめられないとか、お酒が好きだけれど、飲んだ次の日はあまり調子がよくないのに、好きだからやめらないとか。普段の生活で自分の負担になっていると少し気づいているけれど、やめられないことってないですか?

体にいいことを始めようと思ったら、何かを取り入れる前にまずは負担になっていることを控えていくことを意識してください。ここができないと、せっかく何かを取り入れてもパワーを発揮できません。

自分の体の負担になっているものに気づく
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3.自分の心地よい・好きなものを日々に取り入れていく

でも、苦手だけを取り除いていたら、日々の生活が楽しくなくなってしまいますよね。楽しくなく窮屈になってしまうのが一番体の負担になるので自分の心地よいもの、好きなものを見つけて取り入れていくことが大切。

ここで大切なのは「好きなもの」ではなく「心と体が喜んでいるもの」です。2で書いたようにコーヒーは好きだけれど、自分の負担になっているなと感じているならば、心地よいとは言えません。

「これをすると体に負担もなく心が喜んでいるな」を見つけていきましょう。例えば私の場合ですと消化が良いお粥を食べたり、軽い筋トレをすると体も心にも負担がなく喜んでいるなと感じるので、そういうことを日々取り入れています。

ぜひ自分の心と体に負担がない、心地よいと感じるものを見つけて取り入れてくださいね。

終わりに・・・

いかがでしたか?体にいいことを始めたいと思うとつい良い物を取り入れようと頑張りがちですが、それよりも今回ご紹介した3つから始めてほしいなって思います。

頑張りすぎて神経質になりすぎてストレスになることが一番心と体の負担になるので力まず焦らず自分のペースでいきましょうね!

執筆者:
倉口 ゆうみ