自炊生活を快適に!料理を手軽においしく楽しむ基本の3つのポイント 自炊生活を快適に!料理を手軽においしく楽しむ基本の3つのポイント
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自炊生活を快適に。料理を手軽においしく楽しむ、基本のポイント3つ

フードコーディネーター・インナービューティー料理研究家。「インナービューティー」を軸とした自宅での少人数制レッスン、メディアでのコラム執筆、レシピ開発等の仕事を通じ、「正しい食のあり方」×「美」につい…
2018年04月30日
この春から一人暮らしを始めたという人も多いはず。働きながらの自炊生活は慣れるまでなかなか大変ですよね。せっかく作るならおいしい料理を楽しく作りたいもの。自炊生活は美肌作りや健康なカラダ作りのためにも欠かせません。そこで今回は、お料理ビギナーさんが抑えておくべき料理をおいしく・楽しくするコツを、インナービューティー料理研究家・フードコーディネーターの筆者がご紹介します。

よく切れる包丁と洗いやすいまな板を2セット準備する

料理に欠かせないツールといえば包丁とまな板。外食の機会も多い一人暮らしだと、キッチンツールにあまり投資したくないかもしれませんが、包丁だけはよく切れて扱いやすいものを用意しましょう。

切れ味が悪い安物の包丁だと、下準備に時間がかかったり小さなストレスが溜まります。そうなるとますます料理が面倒になってしまうことに。肉も野菜もすっと切れる、切れ味の良い包丁は自炊生活に欠かせません。オールステンレスのものだと刃から柄まで丸ごと洗えて扱いやすく、刃も研ぎやすいのでおススメ。文化包丁、牛刀あたりが使いやすいのでおススメです。

まな板は野菜・果物類と肉・魚などの生モノを切る専用のものを最低2枚は用意して。食中毒の予防のためにも、まな板を分けることは大切です。30×35センチくらいのものが使いやすいですが、フルーツやチーズをちょっとだけ切りたい時など、ペティナイフと小さめのまな板が1セットあるとさらに便利。是非お気に入りを探してみましょう。

まな板と包丁
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基本の調味料にこそこだわる

砂糖・塩・醤油・酢・料理酒・味噌・みりんなどの基本的な調味料はどんなお料理を作るのにも欠かせません。そんな基本の調味料にこそこだわることが、お料理をおいしく仕上げる大事なポイント。

お料理の香りやコク、うまみが驚くほど違ってきます。とくに「みりん」は必ず「本みりん」を選んで。スーパーなどで見かける「みりん風調味料」はみりんとは全くの別物。保存料など余計な添加物が多く含まれています。

砂糖はミネラル分の多いきび砂糖や黒糖がおススメ。料理酒はそのままいただいてもおいしい純米酒などを選ぶと良いでしょう。醤油・酢・味噌なども原材料ラベルを見て、余計な添加物が入っていないものを選んで。

塩は添加物はほとんどの場合加えられているものはありません。炒め物には粒子の細かい粗塩や藻塩など、煮物なら岩塩など粒子が粗くじっくり溶け出すタイプのものを……と使い分けるといいですよ。

調味料
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冷凍保存を活用して食材を無駄なく賢く保存

ひとり暮らしだとなかなか食材を鮮度の良いうちに使い切れず、うっかり腐らせてしまうこと、ありますよね。お財布にも環境にもやさしい自炊ライフをするためには、購入した食材を鮮度が落ちる前に正しく冷凍保存する習慣が欠かせません。

野菜類はよく洗って水気をしっかり拭き取った後、食べやすい大きさにカットして食品用冷凍保存袋に入れて空気を抜いて保存を。アスパラやブロッコリーなどはさっと塩ゆでして水気を切ってから保存しておくと便利です。

肉や魚類は使いやすい量に分けてラップに包み、食品用冷凍保存袋に入れて保存。ラップに包んだり袋に詰める時は、できる限り空気を入れないようにぴっちりと保存しましょう。空気に触れることで食材の酸化が進み鮮度や風味が落ちてしまいます。食材にもよりますが、平均的に冷凍保存したものは2週間を目安に使い切りましょう。

野菜類は特に、カットして冷凍しておくことで時短調理につながります。残業で帰宅が遅くなりそうな週は、週末にまとめ買いして食材を使いやすい分量ごとに冷凍保存しておくと、さっと炒めたりするだけで調理できるので重宝しますよ。

冷凍保存
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料理のストレスが軽減すれば、日々の自炊も楽しめるようになるはず。忙しい毎日、無理をしすぎないこともポイントに。頑張りすぎて自炊が面倒になってしまうと本末転倒。外食や中食も適度に取り入れながら、美容と健康のためにも自炊生活を楽しみたいですね。

執筆者:
國塩 亜矢子