一瞬で体型が変わる!体重を減らさなくても、お腹が平らになる方法
下腹がポッコリする理由
産後、もしくは運動不足で腹筋がゆるんでしまうと、まっすぐに骨盤を立てた姿勢を維持することが難しくなり、骨盤が前か後ろに倒れてきます。
前に倒れたのが『反り腰・出尻』体型、後ろに倒れたのが『丸腰・骨盤前スライド』体型です。いずれにしても、内臓をあるべき本来の位置に収めておく筋肉がゆるんでいるので、下腹が出てきます。
特に最近多く見られるのが、座っている時にも多い『丸腰・骨盤前スライド』姿勢です。
骨盤が前にスライドすると下半身太り(洋なし体型)になりやすいわけ
お母さんが赤ちゃんを抱っこしたり、立ってスマホを見たりする時に、体のバランスを取るためになることが多い姿勢ですが、骨盤が前にスライドすると、そけい部が突っ張ります。そこに流れるはずのリンパ液の流れが阻害されて、老廃物が下半身にたまりやすくなります。
お腹やお尻の筋肉が使われないので、冷えやすくたるんできます。腰回りに脂肪がつきやすくなってしまうのです。
体型を戻す、姿勢の取り方
それでは、下腹ポッコリを解消する姿勢の取り方を行ってみましょう。
1.まず、そけい部が突っ張った状態ではなく、骨盤を後ろに引いていって、そけい部にうっすら「くぼみ」ができる所で止めましょう。
2.左右の腰骨と恥骨を結んだ平面が、床と垂直になるように骨盤を立てましょう。
3.お尻の下に「しわ」ができないように、やや伸ばしましょう。
この3つを意識するだけで、骨盤のポジションを整える腹筋が使われて、お腹が平らでバランスのいい姿勢になります。
おわりに
いかがでしたか?姿勢・骨の位置を変えれば、使われる筋肉が変わり、体型も変わります。いくら体重を落としても、筋肉が使われないままでは、下腹ポッコリの印象は変わりません。
姿勢は習慣です。コツコツ意識を続けていくのが実は一番の早道です。焦らずやってみて下さいね。
- 執筆者:
- 美宅 玲子