姿勢で体型が変わる!お腹の印象を変える方法 姿勢で体型が変わる!お腹の印象を変える方法
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一瞬で体型が変わる!体重を減らさなくても、お腹が平らになる方法

中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…
2018年04月18日
こんにちは。美姿勢&アウトドアヨガ・ピラティスインストラクターの美宅玲子です。下腹がポッコリ出ているのが気になることはありますか?そういう方の多くは、腹筋がゆるんで姿勢が崩れているだけで、体重を減らさなくても、姿勢を変えるだけでお腹が平らになることがよくあります。今回は、その方法についてご紹介致します。

下腹がポッコリする理由

産後、もしくは運動不足で腹筋がゆるんでしまうと、まっすぐに骨盤を立てた姿勢を維持することが難しくなり、骨盤が前か後ろに倒れてきます。

前に倒れたのが『反り腰・出尻』体型、後ろに倒れたのが『丸腰・骨盤前スライド』体型です。いずれにしても、内臓をあるべき本来の位置に収めておく筋肉がゆるんでいるので、下腹が出てきます。

特に最近多く見られるのが、座っている時にも多い『丸腰・骨盤前スライド』姿勢です。

丸腰・骨盤前スライド姿勢
画像出典: 美LAB.
丸腰・骨盤前スライド姿勢
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骨盤が前にスライドすると下半身太り(洋なし体型)になりやすいわけ

お母さんが赤ちゃんを抱っこしたり、立ってスマホを見たりする時に、体のバランスを取るためになることが多い姿勢ですが、骨盤が前にスライドすると、そけい部が突っ張ります。そこに流れるはずのリンパ液の流れが阻害されて、老廃物が下半身にたまりやすくなります。

お腹やお尻の筋肉が使われないので、冷えやすくたるんできます。腰回りに脂肪がつきやすくなってしまうのです。

体型を戻す、姿勢の取り方

それでは、下腹ポッコリを解消する姿勢の取り方を行ってみましょう。

1.まず、そけい部が突っ張った状態ではなく、骨盤を後ろに引いていって、そけい部にうっすら「くぼみ」ができる所で止めましょう。

2.左右の腰骨と恥骨を結んだ平面が、床と垂直になるように骨盤を立てましょう。

3.お尻の下に「しわ」ができないように、やや伸ばしましょう。


この3つを意識するだけで、骨盤のポジションを整える腹筋が使われて、お腹が平らでバランスのいい姿勢になります。

体型を戻す、姿勢の取り方
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おわりに

いかがでしたか?姿勢・骨の位置を変えれば、使われる筋肉が変わり、体型も変わります。いくら体重を落としても、筋肉が使われないままでは、下腹ポッコリの印象は変わりません。

姿勢は習慣です。コツコツ意識を続けていくのが実は一番の早道です。焦らずやってみて下さいね。

執筆者:
美宅 玲子