二の腕引き締め!ストレッチヨガ 二の腕引き締め!ストレッチヨガ
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二の腕をすっきり引き締める「ストレッチヨガ」

中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…
2018年05月08日
こんにちは。美姿勢&アウトドアヨガ・ピラティスインストラクターの美宅玲子です。薄着の季節になりました。腕を出す機会も増えてきます。普段無意識で腕を使っているので、知らないうちに二の腕周りのリンパの流れを滞らせて生活していることがよくあります。今回は、二の腕引き締めのためのストレッチヨガと、リンパの流れが滞る原因、滞らないように生活するポイントについてご紹介いたします。

二の腕が太くなる原因とリンパの流れ

私達は普段、スマホを持って操作をしたり、パソコンを長時間使うなどして頭が前に、首や背中が丸まり、肩がすぼまって、腕やワキ、肋骨周りを固めて緊張させて生活しています。

無意識にそうした姿勢を積み重ね、また本来の位置に戻す機会も少なく、ストレッチをする機会もないとなれば、どんどん首から肩、ワキ、体側や二の腕の周りが硬くなり、筋肉が緊張すると筋肉の動きや血流に巡りを委ねているリンパの流れも悪くなります。結果、老廃物がたまりやすくなるのです。

二の腕は二の腕だけの問題ではなくて、周辺の首や肩、体側の筋肉がこわばることでもリンパの巡りの渋滞が起こるので、二の腕は滞りがちになります。

二の腕のこわばり
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腕をねじると首肩の位置がリセットできる

腕を根元からねじると、腕がついている肩関節から肩甲骨、鎖骨を通して背骨に刺激が与えられ、本来のゆがみのない位置にリセットしていくことができます。腕をねじって巡りを整えるリセット法をご紹介します。

【腕をねじって巡りを整えるリセット法】

両腕を肩の高さに伸ばして肘を直角に曲げ、手が顔の高さに来るようにします。息を吐きながら肘を中心に手を後ろ方向へ倒し、腕を外ねじりにするストレッチをします。呼吸を3~5呼吸ゆっくりと繰り返し、吸いながらゆるめて戻します。

腕をねじって巡りを整えるリセット法
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息を吐きながら、肘を中心に手を前から下方向へ倒し、腕を内ねじりにするストレッチをします。3~5呼吸ゆっくりと呼吸をし、吸いながらゆるめて戻します。

腕をねじって巡りを整えるリセット法
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わきを締めて肘を直角に曲げ、息を吐きながら肘を中心に手を外へ開く、腕を外ねじりにするストレッチをします。呼吸は3~5呼吸ゆっくりと行い、吸いながら元に戻します。

腕をねじって巡りを整えるリセット法
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両手首を腰の後ろに当てて肘を曲げ、息を吐きながら両肘を前に引き出す、腕を内ねじりにするストレッチをします。3~5呼吸ゆっくりと呼吸をし、吸いながら元に戻します。

腕をねじって巡りを整えるリセット法
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体側を伸ばして腕の巡りを良くする

肋骨の周りや体側部分は、ワキや腕と密接なつながりがあり、肋骨や体側部分を柔らかく伸ばし巡りを整えると、腕が動きやすくなり、ワキのリンパの流れや二の腕の老廃物も流れやすくなります。

【体側を伸ばして腕の巡りを良くする方法】

座りやすい体勢で座り、息を吸いながら右腕を高く上に持ち上げます。吐きながら右手が遠く上を通るようにしながら左へ向かい、上体を左へ向かってしならせるように倒します。

深く呼吸を繰り返します。息を吸う時に右の肋骨の間やわき腹、わきに風船のような広がりをイメージして息を吸い入れます。

体側のツッパリ感が和らぐまで呼吸を繰り返したら、息を吸いながら上体を起こして腕を下ろします。反対側でも同様に行います。

体側を伸ばして腕の巡りを良くする
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おわりに

いかがでしたか?二の腕すっきりのためには、二の腕だけでなくその周辺や体幹部分までが関係しています。

腕をねじると、ワキの奥のこわばりも取れて巡りが回復し、体側を伸ばすことで腕も温かく動かしやすくなることが実感できたのではないでしょうか。

身体の感覚、実感を大切に、深い呼吸で内側から循環を促して、快適で滞りにくい生活を送ってみてくださいね。

執筆者:
美宅 玲子