痩せたいなら今日から変えて!「座り」を制してダイエットを制す
これぞ姿勢改善のコアポイント
前回のコラムで、いろんな人の振る舞いやパフォーマンス向上に共通して「座り方」がコア(心臓部)と言えるほど大切であるとお伝えしました。(まだお読みでない方は是非ご覧ください)
今回は前回の予告通り、アスリートの競技力向上・高齢者の転倒予防・プロモデルのモデルウォークなど、教える内容の違うウォーキング受講生に共通して「座り」姿勢がコア(心臓部)になるとはどういうことなのか?お伝えします。
美姿勢への気がゆるみがちなのは?
結論から言うと、「座る・立つ・歩く・走る」といった行為の中で、一番気がゆるみがちなのは「座る」姿勢です。その「座る」姿勢が整っている人は、アスリートならパフォーマンスも良く・高齢者なら転びにくく・モデルなら美しく歩きます。
座り姿勢の素晴らしい人は、立ち方も美しく、颯爽と歩いています。だから、老若男女様々な職業の受講生に共通するコア(心臓部)は「座り」姿勢になるのです。
座りを制する者は姿勢を制す!
実際にウォーキング指導の現場で起こった事例をご紹介します。
マラソンのコーチから「あなたは走る前に、まず歩き方を修正する必要があります。先に歩き方のレッスンを受けてきてください」と言われて、私のウォーキングスタジオへ来た人がいました。
これは理にかなったことです。実際に変な癖のある歩き方だなと思う人に、走ってみて下さいというと、だいたいその変な癖が助長された変な走り方をします。
別の受講生では、走り方ではなくウォーキング指導をしたら、走り方まで改善した人もいます。このようなことから歩き方は、走り方のブラッシュアップを促す基本動作であると言えます。
ちなみに赤ちゃんは立てるようになったからといって、いきなり走りません。まず一歩一歩、歩きをマスターしていきます。基礎をマスターしてから、やがて走り出します。(余談ですが、歩いているだけで究極に楽しそうな子供の満面の笑みは、見ているだけで文句なしに癒されます)
さらにさかのぼれば、歩き方は立ち方から、立ち方は座り方から大きく影響を受けています。例えば交差点で「内股で立って」信号待ちをしている人は、信号が青に変わると「内股で歩き」出します。同様に、猫背でお腹ポッコリ座っている人は、立っていても猫背で、お腹を弛ませたまま歩いています。まさに、座りを制する者は姿勢を制す!ということです。
“毎日タダで簡単にできる!” ダイエット成功の種
以前にも何度かお伝えしましたが、姿勢の悪さは痩せにくく太りやすい身体になります。身体の巡りを良くして、代謝を上げてダイエット成功を促すためには、正しい立ち方(太りにくい立ち方)と、OKウォーク(=プロポーションが良くなる歩き方)が重要です。
そして正しい立ち方、歩き方に繋がる大切な行為こそが、正しい「座り」姿勢なのです。
毎日の無意識な長時間=座っている時間を少し整えることは、毎日タダで簡単にできます。理想的なプロポーションをイメージしながら、早速今から実践してみて下さい。
次回予告
次回は「問題視される座り時間」&「美しい座り方のOKポジション」等を動画付きでお伝えします。お楽しみに~。
マハロ~♪
- 執筆者:
- OK和男