秋の長雨でじめじめダル重。むくみをスッキリさせるヨガ
雨と、冷え・むくみがセットになる
低気圧が来ると、体調が優れなかったり、身体に痛みが出る人がいます。低気圧では身体の外側の圧力が低くなるので、身体の内側は相対的に圧力が高くなって、膨張したような状態になるので、むくみ感や頭痛なども起こりやすくなります。
さらに、秋の冷たい雨が身体に当たると身体は冷え、冷えると体内循環が落ちて血流が悪くなり、血管の近くにあるリンパの流れも滞りやすくなります。老廃物が滞るとむくみにつながることが。
脚のむくみに
脚の冷えとむくみを取るヨガほぐしを行いましょう。脚の大きな関節にはリンパ節があります。リンパの流れを良くするために、関節をケアしていきます。
足首を大きくたくさん回します。くるぶしの回りをこぶしでクルクルとさすってマッサージ。脛内側の骨のきわをじっくり指で押してツボ押し。冷えやむくみの解消に関わる腎臓の働きを良くします。
膝裏を手でゴリゴリとマッサージ。内ももも手の付け根で押して、腎臓の働きを整える経絡の流れを促します。
顔のむくみに
眼鏡がきつく感じたり、手の跡がついたり、眠そうなはれぼったい顔のむくみにも、リンパ節のケアで老廃物を流していきます。
・目の回りの骨のきわを、内側から外側に向かって指で優しく押し進めて、こめかみをマッサージします。
・ほお骨も内側から外側に向かって指で押し進めて、マッサージします。
・両手の人差し指と中指で耳をはさんで、縦・横・円を描くように皮膚を動かすようにマッサージします。
・そのまま両手を下へずらして、首筋を上から下へとマッサージします。
・頭を左右、前後、円を描くように動かして、首回りから顔のストレッチをします。
全体的な冷えやむくみに
背骨をねじるポーズでは、背骨の真ん中にある腎臓のあたりが一番よく刺激されます。前屈をして背中を伸ばした状態で、背中の真ん中の腎臓のあたりを、軽く握って空気をつかむような手でトントンたたきます。
おわりに
いかがでしたか?腎臓は、日々の生活でも老廃物を流すために働きづめです。ヨガほぐしで身体の負担を減らしながら、冷えやむくみを取りやすいように、働ける環境を自分で整えていきましょう。そのためのヨガです。
- 執筆者:
- 美宅 玲子