ここが違う!「毒素」を溜める人、溜めない人の食生活
毒素が溜まっている人とは?
アーユルヴェーダでは身体や心を整え自分がありのままで、本来持って生まれた状態を維持することが健康であると考えられています。
健康の重要なポイントはアーマ(未消化物)を作らない事。そしてそれを蓄積させない事。なので毒素が溜まっている人とは、未消化物が排出されず蓄積されている人と考えています。
ではどんな人が毒素を溜めているのでしょうか?
毒素が溜まる食生活
世の中では身体にいいとされ、それを丁寧に調理したとしても、食べ方次第では身体にとってあまりよくない事もあります。
その1つとして『消化のスピードの遅いものばかり食べる事』
人によって消化力は異なりますが、食べ物もそれぞれ消化されやすいもの、されにくいものがあります。消化の遅いものばかり食べる、または、速いものと遅いものを一緒に摂る場合でも、身体の中に未消化物が残り、蓄積されてしまいます。
野菜やフルーツに比べ、肉や魚などの動物性食品は消化にかかる時間は長くなります。脂肪分の少ない刺身などはだいたい2時間くらいで消化されますが、脂肪が多いものはなんと消化に12時間以上もかかるといわれています。
2つ目は、『消化に悪い食べ合わせで食事している事』
消化されにくいものの後に消化されやすいものを食べると、未消化物が身体の中に溜まるだけでなく、それらが体温で温められて腐敗してしまいます。これこそがアーマ(未消化物)です。
例として挙げてみると、小麦と乳製品の組み合わせであるピザやパスタ。そしてグラノーラやシリアルは健康的かと思いきや、実は消化の面からみるとあまりオススメできません。
マインドからも毒素は作られる?!
アーユルヴェーダでは心と身体は常に繋がっていて、心の健康が身体を作り、身体の健康が健全な心を作ると考えられています。
・何故か毎日イライラしている。
・マイナス思考
こんな状態ではありませんか?マインドにも未消化があるとそれは毒素となり、心に溜まり続けます。
心も身体そのいずれにも大きな影響を与えているのが食事。イライラしていれば過食になり、心が沈んでいれば拒食になる。食事が整う事でマインドの安定にも繋がるでしょう。
小さなサインを見逃さない
食生活を意識的にしていると、自然と毒素が溜まらない身体になっていくでしょう。そうするとほんの些細な変化で、毒素が溜まってると気付くようになっています。
・便の状態
・尿の色
・鼻詰まり、痰
これらの少しの変化が毒素のサインでもあります。
身体に毒素を溜める人と溜めない人との違いは、心と身体が繋がっているという事を知っているかどうかでもあります。食べ物が身体を作る事を理解しているかという事も重要。
身体の声、心の声に気付けるよう日々の小さなサインを見逃さないようにしましょう。
- 執筆者:
- 工藤 万季