●●で腸内美人度がわかる!?2つの便秘タイプから考えるケア法
美しさと切っても切れないものとは・・・?
美しさを表すものとして重要なものとは?それは意外や意外!便なのです。
排泄は生きる上で不可欠な生理現象ですが、みなさん汚いものとして捉えていますよね。しかしこの便は自身の健康状態を示す重要な存在!
私たちが食べた物は小腸で消化・吸収され、大腸の腸内細菌による分解作業が行われ、便になります。便を出すことで、私たちの体は、およそ70%ものデトックスをしているんだそう。体内に留まった毒素や老廃物のデトックス、その最大の方法が排便なのです。
通常、体内の毒素の2割が尿、7割が便となって排泄され、残りの5%が汗、皮脂、呼気、皮膚、毛髪から排泄される仕組みになっています。
つまり便秘をすると、体の中の老廃物や毒素の70%が体内に留まったままになるということ。それが繰り返されると毒素がずっと溜まり、腐敗した腸内になってしまうのです。肌は腸を映す鏡ととも言われるように、腸が乱れると肌も荒れるなどあらゆる不調が懸念されます。
不潔なイメージを持っている便ですが、あなたの美しと健康を判断するには、必要不可欠な関係を持っているのです。
健康的な理想の便とは?
排便と言えど、ただ出るだけではいけません。便の状態があなたの健康状態を表してくれています。ではどういった便が理想的なのでしょう?あなたの普段の便と照らし合わせてみてください。
◎量・・バナナ1本〜1本半くらい(約150〜200g)
◎太さ、硬さ・・・柔らかいバナナ状
◎色・・・黄土色〜茶色
◎回数・・・1日1〜3回
◎状態
・少しいきむだけで出る
・ペーパーがほとんど汚れない
・排便時に不快感がない
・残便感がなくスッキリしている
いかがですか?健康的な理想の便に当てはまりますか?
逆に良くない便の例は以下のような状態。
・硬くてコロコロとしたウサギの糞のような便
・硬くて短いゴツゴツした便
・水分が少なくひび割れた便
・水分が多く柔らかい便
・形がなく泥のような便
・水に近い便
このような便の方は要注意です!腸内環境が乱れているサインかもしれません。
下の画像を参考してみてくださいね。
便秘の状態から考えるケア法
多くの女性の悩みのひとつでもある便秘の原因は、食事や睡眠、嗜好品の摂取をはじめ、マインドの面からだと不安や怒りなど、日常生活のさまざまな点が考えられます。乱れた生活習慣によりバランスが乱れ、それにより毒素が体内に蓄積されてしまいます。
便秘の症状として、「1週間ずっと排便がない」「便は出るけどほんの少ししか出ない」などタイプは様々ありますが、その中でもよくある二つの便秘の状態タイプをピックしてみましょう。
◎ねっとりと重たい便タイプ
便が出にくく、出てもねっとりとトイレの水に沈む重さがある。また出きった感じがせず残便感がある。臭いがきつい。
このような状態の便秘でお悩みの方は、腸内のアーマ(未消化物)の蓄積が原因と思われます。消化力の低下や食べすぎよってスムーズに消化が出来ずに体内に残ってしまっている状態です。
こういったタイプの人は、アーマが溜まらないように消化力を高めることが大切です。食べ過ぎないよう腹八分目を心がけ、消化の良いジンジャーやクミンなどのスパイスを食事に取り入れましょう。
◎コロコロ便でガスがたまっている便タイプ
便が出にくく、出てもウサギの糞状のコロコロと乾いた便。下腹部はガスがたまっていて張りがある。
これは腸内が乾燥し、水分が足りない状態です。水分が失われた便は排出が難しくなりコロコロと少量の便しか出ません。
こういったタイプの人は冷えから身体を守ることが大事。お風呂にゆっくり浸かったり、火を通した食事をゆっくり噛んで食べましょう。また、セサミオイルなどの身体を温める作用のあるオイルを食事に使用したり、マッサージに使うのもオススメです。
今日から毎日観察しましょう!
毎日観察していると、自分の今の健康状態を知ることができてとても面白いです。また、いい質の便が出るととても気持ちが良いですし、逆に質の悪い便だと前日の食事を見つめ直すきっかけにもなります。
便を通して自分の健康状態をしっかり理解しましょう。そして食事を中心にコントロールしていき腸内美人を目指しましょう。
- 執筆者:
- 工藤 万季