身のこなしにも影響が!美脚ストレッチで、ふくらはぎスッキリ!
なぜ?脹脛の状態が身のこなしに影響するのか
健康・美容、さらには着こなし・身のこなしにまで大きく影響を与える私たちの「脹脛(ふくらはぎ)」。
身のこなしへの影響を簡単に説明すると、脹脛の柔軟性が失われ硬くなってしまうと、血液の循環が悪化して全身の細胞が酸素不足状態になります。すると脂肪燃焼効果も下がり太りやすくなるので、身体が重くなり動きに影響します。
さらに脹脛の筋肉(ヒラメ筋・腓腹筋)が硬くなるということは、膝や足首の関節の動き(可動域)が制限されることでもあります。すると歩く時の歩幅も小さくなって筋肉の活動量が減少して、代謝が下がりますます太りやすくなります。
そこから作り出される身のこなしは、「老けた印象」を与えます。ざっくりと説明しましたが、人体は良くも悪くもこのように全て連動していきます。
脹脛を良好なポンプにするには?
脹脛の柔軟性が身のこなしにまで影響することを意識していただいたところで、もうひとつの恩恵を考えてみましょう。
それは脹脛が第2の心臓と言われる最大の理由にあります。脹脛の柔軟性が高いと「脹脛のポンプとしての役割」が高まることです。
逆に運動不足で脹脛の筋肉が衰えて硬くなると、血流(ポンプ機能)が悪化して、余分な水分や老廃物が滞りやすくなります。
日々の生活の中にストレッチやウォーキングの習慣を持つことで、脹脛の筋肉がしなやかに収縮して、全身へスムーズに血液が流れ、運動不足による冷えやむくみの解消につながります。
すぐにできる「脹脛」のストレッチ
脹脛の筋肉は、足関節(距腿関節と距骨下関節の総称)が背屈(足の甲の方向に曲げる)する動きでストレッチされます。
・・・なんだか難しそうになってしまいましたが、簡単に言うと足首を曲げるとき、脹脛の筋肉がストレッチされるということです。
ということは、足を伸ばして坐ったり、仰向けに寝転がったりしながら、足関節を背屈させるだけでストレッチできます。リラックスタイム(坐ったり寝転がったりしたとき)には、積極的に足関節も動かすようにしましょう。
写真は、立位での脹脛ストレッチです。
1:まっすぐに立ちます
2:前後に足を開きます
3:前に踏み出した脚は、膝をかるく曲げます
4:後ろの脚は膝裏も伸ばします。
そのままリラックスして、20~30秒ほどストレッチしましょう。
【OKポイント】
1.呼吸:息を止めないように、ゆっくり呼吸しましょう
2.フォーム:後ろの足のつま先は、真っすぐ正面に向けましょう
3.強度:ゆっくり気持ちいいなぁと感じられる負荷で行いましょう
しなやかな脹脛の筋肉の恩恵を受けよう
脹脛の筋肉の柔軟性を上げて、ポンプ機能を向上させ血液の流れを促す。それだけで、運動不足による冷えやむくみを予防して、けがの予防にもOK。おまけに全身の血流が増えて代謝が上がれば、ダイエットや美容にもOK。
美しい脚はもちろん、健康・美容・着こなし・身のこなしにまで嬉しい効果を生み出すストレッチタイムをまめに実践して、しなやかに美しい脹脛を育てましょう!むくみの予防には、塩分の摂り過ぎにも注意しましょうね。
マハロ~♪
- 執筆者:
- OK和男