ストレッチの効果が上がる!ゆらゆら揺れるだけの「ゆらヨガ」3つ
そよ風に吹かれるススキのように
反動をつけるのでもなく、じっと止まっているのでもなく、そよ風に吹かれるススキのように、自然にゆらゆらと小さく揺れる…ストレッチにそんな動きをプラスすると、呼吸がしやすくリラックスしやすくなります。
また、細かいゆらゆらした動きによる刺激は、骨格をリセットし、筋肉をゆるめる効果があるため、整形外科のリハビリなどでも用いられる手法です。
それでは実際に、ゆらヨガでストレッチをしてみましょう。
体側を伸ばすストレッチ
片脚を横へ伸ばして座り、反対側の腕を上げて、伸ばした脚の方へ胴体ごとしなるように倒してみましょう。無理のない所まで倒したら、自然に呼吸を繰り返しながら、前後からそよ風に吹かれるススキになったイメージで、胴体(背骨)が前後に小さくゆらゆらと揺れるようにしてみましょう。
左右開脚ストレッチ
次に、股関節周りの筋肉をゆるめるストレッチをしてみましょう。両足を左右に開脚して座ります。膝をゆるめ(曲げ)たり、クッションに腰かけたりすると、股関節が硬い自覚がある方でも前屈をしやすくなります。
両手を前の床に置き、上体の力を抜いて、左右にゆらゆらと小さく揺すります。反動ではなく、リラックスして気持ち良く安全に伸ばすことができます。
わきや胸のストレッチ
四つんばいの姿勢から、両手を一歩前に置き、お尻を天井に突きだすようにして背骨をしならせ、おでこを床につけます。この形はヨガの「ネコの伸びのポーズ」と言います。
そこで、重心を左右にずらすようにして、おでこを左右に転がし揺すります。左右のわきがよく伸びます。また、お尻を左右に振るようにゆっくり揺すると、左右の股関節やお尻のストレッチができます。
おわりに
いかがでしたか?普通のストレッチでじっとしていると、呼吸が止まったり緊張したりしがちですが、ゆらゆらと揺れることで、体も心もリラックスして心地よくゆるめることができます。ぜひお試し下さい。
- 執筆者:
- 美宅 玲子