隠れ内股がO脚の原因!?改善エクササイズ 隠れ内股がO脚の原因!?改善エクササイズ
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隠れ内股がO脚の原因!?ちょっとした意識でできる姿勢改善エクササイズ

中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…
2016年09月01日
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。立った時の脚の形がまっすぐだと、きれいに見えますよね。O脚や外ももの張り出し、お尻の垂れなど、足腰の形に悩みがあったり、仕方ないものだと諦めたりしていませんか?今回は、O脚の原因と姿勢改善エクササイズをご紹介致します。

O脚の原因1・隠れ内股

立って脚・膝頭を鏡に映してみましょう。また、鏡に向かって歩きながら、膝頭の動く向きを観察してみましょう。膝頭がほんの少しでも内側を向いていませんか?

脚が内ねじりになると、骨盤が前に倒れて反り腰・出尻になり、お腹の力が抜けやすくなります。つま先は内側を向いていないのに、太ももから膝が内側を向く『隠れ内股』の人は多く見られます。内ももの筋肉の力が抜けて、O脚になりやすい特徴のひとつです。

隠れ内股のイメージ
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O脚の原因2・外側重心

私達は通常歩く時に、体重が足裏の小指側を通って親指に抜け、親指や拇趾球(ぼしきゅう)で地面を蹴っています。ですから、地面を蹴らずにただ立っている時には、重心が足裏の外側に逃げて行きやすいのです。

靴底のすり減り具合をかかとの方から見ると、多くの人は外側がすり減っています。そうして、1の原因もあって内ももの筋肉の力が抜けると、どんどん脚の外側に重心が逃げていき、外側へとたわむO脚になっていくのです。

外側重心のイメージ
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O脚の原因3・膝の伸ばしすぎ

膝は通常前に向かって曲がる関節ですが、内またで脚の外側に重心がかかって膝を伸ばして立っていると、膝後ろに向かってもたわむようになっていきます。横から見た時に、ズボンの横の縫い目のラインが垂直ではなくて、後ろにカーブするということです。

反り腰・出尻の人に大変多いです。膝の伸ばしすぎ(過伸展)と言われています。過伸展のクセがあって外側へ体重がかかれば、当然O脚になっていきます。

膝の伸ばしすぎのイメージ
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O脚改善エクササイズ1・脚を外ねじり

股関節から太ももの骨を外ねじりにし、脚を閉じてみましょう。お腹、お尻、内ももの筋肉が使われ、脚が外へたわまないようにする(内側へ集める)力が強くなります。

歩く時も同様です。脚を外ねじりかつ擦り合わせるようにして歩きます。

脚を外ねじるイメージ
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O脚改善エクササイズ2・かかとの真ん中と親指で踏む

かかとの外側ではなく、かかとの真ん中に体重をかけて立ってみましょう。また、歩く時は特に足の親指で地面をとらえて押すように意識しましょう。

自然と脚の内側やお腹など、体の中心部の筋肉が使われて、O脚を予防できます。

O脚改善エクササイズ3・縫い目のラインを垂直に

脚が過伸展になる人は、無意識になっていることが多いものです。鏡で自分の横姿を見て下さい。くるぶしより膝の方が後ろへずれていませんか?膝より骨盤が前にスライドしていませんか?

くるぶし・膝・骨盤の中心を結ぶライン、つまりズボン外側の縫い目のラインが床と垂直になるように立って、その感覚を体にインプットします。

垂直に立つイメージ
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おわりに

いかがでしたか?知らないうちにO脚をエスカレートさせる習慣をつけていたことに気づいたり、ちょっとした意識をするだけで脚が内側に寄る変化を感じることができたかと思います。

この『ちょっとずつ』の毎日の積み重ねが、今までの自分を作ってきたのですし、これからの自分の脚を作るのだと思ってぜひチャレンジし続けてみてくださいね。

おわりに
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執筆者:
美宅 玲子