ヒップを上げるスクワットのコツ ヒップを上げるスクワットのコツ
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垂れたヒップを上向きにする「スクワット」のコツ

中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…
2018年05月24日
こんにちは。美姿勢&アウトドアヨガ・ピラティスインストラクターの美宅玲子です。年齢とともに下がるように思えるヒップですが、実は日常生活でお尻の筋肉を使うのが下手になっていると、ヒップが下がりやすくなります。日常何気なくしている動きや姿勢が、ヒップを垂れさせていることがあります。今回は、ヒップアップをするための日常の姿勢やスクワットのコツをご紹介いたします。

ヒップを上げるスクワットのやり方

皆さんはスクワットをしたことがありますか?遠く後ろにある椅子に腰を掛けるように、お尻を後ろに突き出すように腰を落とすのが、お尻の筋肉を使う原則です。

その際、つま先と膝は同じ方向(前)を向き、両すねは平行になっていますか?お尻の筋肉が上手く使えないと、膝がくっついたり膝が近づいたりしてしまいます。

また、お尻を後ろに突き出すのが甘いと、尾骨が下を向いた「丸腰」になってしまい、お尻よりもかえってももの前が使われて太く張ってしまうことがあります。お尻の穴を天井に向けるようなイメージを持ってみましょう。

ただし、腰を反るのではなく、必ず下腹を凹ませる意識を持って、腰に負担がかからないようにカバーしましょう。立ち上がる時は、お尻を寄せるようにイメージをしながら立ち上がっていきます。正しいフォームでスクワットをすれば、最初は10回もすればきついでしょう。

ヒップを上げるスクワットのやり方
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階段の上りで実践してみよう

このスクワット、例えば椅子から立ち上がる時に意識をしてみたり、トイレに入った時に実践してみたりすることができます。また、階段を上る時に意識をするのもいいでしょう。かかとまでしっかりと段を踏み、お尻を突き出しつつ下腹を凹ませて、腰が硬くなる負担がかからないようにします。

かかとでしっかりと段を押して、お尻を寄せるように意識をしながら立ち上がります。その連続で、段を上っていきます。階段を上っているので、動きとしては小さく速めになりますが、積み重ねていけば差が出てきます。

ももを使うのではなくて、ヒップを使ってのぼる。ももを使うのではなくて、ヒップを使ってスクワットをする。そのイメージがとても大切です。

階段の上りで実践
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おわりに

いかがでしたか?シンプルではありますが、ただやみ雲にスクワットをするのではなくて、ポイントをつかんで行うことが大切です。

お尻の筋肉に効いている感覚を得られたら最高です。ヒップは筋肉で作られます。いつからでも筋肉は意識して育てられますから、あきらめずに地道に続けてみましょう。

執筆者:
美宅 玲子