痩せたい人こそ眠るべき科学的根拠とは 痩せたい人こそ眠るべき科学的根拠とは
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快眠はまさに「寝ながらダイエット」!痩せたい人こそ眠るべき、科学的根拠とは

株式会社SEA Trinity代表取締役、睡眠コンサルタント、「科学でわかる ねむりの環境・空間ラボ」主宰。順天堂大学 大学院スポーツ健康科学研究科博士前期課程に在籍し、睡眠を研究。日本睡眠学会正会員…
2016年05月19日
睡眠コンサルタントの友野なおです。ダイエットから最も遠いところにあると思われている「睡眠」。しかし、キレイに痩せるためには、睡眠が欠かせないという新事実が明らかになってきています!

睡眠は美しく痩せるために不可欠

世の中には様々なダイエット法がありますが、ダイエットから最も遠いところにある習慣といえば真っ先に思い浮かぶのが「睡眠」ではないでしょうか。

「眠ると豚になる」と言われて久しいですが、実は睡眠をとることが、ストレスなく美しく痩せるために欠かせないという新常識が明らかになっているのです。

睡眠のイメージ
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快眠で食欲が抑制される

コロンビア大学による疫学調査では、32~59歳の男女8000名以上を対象にしたフォローアップ研究で、7~9時間の睡眠の者に比べ、4時間以下の睡眠者では肥満率が73%も高く、5時間の睡眠者では肥満率が50%、6時間の睡眠者では23%も高くなると報告しています。

質の高い睡眠を適切な量とることで食欲の中枢が整い、暴飲暴食が自然と防げることによって、総摂取カロリーを引き下げることが可能になります。そして、結果としてダイエットにつながると考えられるのです。

暴食のイメージ
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事実、30~60歳の男女1024名を対象としたスタンフォード大学医学部疫学調査では、8時間睡眠者と比べて5時間睡眠者では、食欲を亢進(こうしん)させるホルモンのグレリンが14.9%増加し、食欲を抑制させるホルモンのレプチンは15.5%減少することが判明しています。

疲労回復で運動量がアップ!まさに「寝ながらダイエット」

ぐっすり眠ることで、就寝中に心身の疲れやダメージがメンテナンスされ、翌日意欲的に活動するためのエネルギーがしっかり充電されるので、運動量や活動量が増えてダイエット効果につながるということ考えられています。

疲労回復で運動量がアップ!まさに「寝ながらダイエット」
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睡眠中に集中して分泌される「成長ホルモン」には、内臓脂肪を分解する働きや、筋肉を合成する働きがあるので、質の高い眠りはまさに「寝ながらダイエット」を叶えているといえるでしょう。

夏に向けてダイエットに励む方も多いと思いますが、食事習慣や運動習慣と併せて、ぜひ睡眠習慣も見直してみてくださいね。

執筆者:
友野 なお