「わき腹痩せエクササイズ」の効果がUPするストレッチ
「わき腹痩せエクササイズ」をしてもわき腹の筋肉に効いた感じがしない理由
前回ご紹介したわき腹痩せエクササイズを行ってみて、「わき腹に効いた感じがしない…」という場合、主に2つの理由が考えられます。
1.フォーム上の問題
まず考えられるのが、フォーム上の問題です。「わき腹の筋肉に効いた感じがしない…」という方、わき腹を軸に下半身と上半身を起こしていますか?このエクササイズで大事なことはわき腹という軸を意識することです。
下半身と上半身をわき腹から動かすようにすることで、わき腹の筋肉である腹斜筋群に効かせることができます。
2.動作が制限されて、わき腹の筋肉が十分に収縮できていない
もう1つの理由として、動作が制限されていることが考えられます。前回ご紹介したエクササイズは、体幹を側屈動作(横に倒す動作)と上腕部を腋に引きつける動作を繰り返します。
反対側の体幹側筋群の緊張が強いと側屈動作が制限されるため、わき腹の筋肉を十分に収縮させることができなくなってしまうのです。
今回は後者が理由である場合と想定して、わき腹痩せ効果を高めるためのストレッチをご紹介します。
わき腹痩せ効果を高めるストレッチ【1】
今回は、「左への側屈動作が行いづらく、わき腹の筋肉に効いた感じがしない…」というケースをもとにストレッチをご紹介しましょう。この場合、右側の体幹側筋群の緊張が強いことが考えられるので、まずは右側の体幹側筋群へのストレッチを行います。
下の写真のように立った状態から、片脚を後ろに引き反対の脚とクロスさせます。前脚側の骨盤側面に手を当て、横に突き出すようにすることで、後ろ側の股関節外側の筋肉である大腿筋膜張筋がストレッチされます。
更に、反対側の手を上げて上体を横に倒すことで広背筋や大円筋、脊柱起立筋、腰方形筋などといった体幹側筋群がストレッチされます。
ストレッチ中、骨盤が回旋しないように注意しましょう。骨盤は正面を向けたままの状態をキープすることがストレッチ効果を高めるポイントです。上体を横に倒す際も、ただ横に倒すだけではなく、ストレッチしているわき腹の部分を横に突き出しながら横に倒すようにするとストレッチ感がアップします。
ストレッチは心地よく伸ばされていることが感じられるところまで伸ばし、少しずつ可動域を広げながら20~30秒間伸ばし続けることで効果が期待できます。
わき腹痩せ効果を高めるストレッチ【2】
ストレッチで体幹側筋群の緊張を緩め動作の制限をクリアしたら、次に動作を高めるための動的ストレッチを行います。
イスに腰掛けた体勢から、両手を頭の後ろに組んで体幹を右へ側屈させてから左への体幹の側屈動作を10回繰り返します。
このストレッチのポイントは、筋肉の伸縮を意識することです。この場合、左のわき腹の筋肉がしっかり伸びていることが感じられるまで右へ体幹を側屈させたら、左への側屈動作を行いわき腹の筋肉を十分に収縮させるようにします。少しずつ動きを大きくしていくことが可動域を広げるコツです!
もう一度エクササイズを行ってみて効果を確認!
2つのストレッチを行ったら、もう一度エクササイズを行ってみましょう。
するとストレッチを行う前よりも動作がやり易くなり、わき腹の筋肉を使っていることが実感できるハズです!
ここではあくまでも一例として「左への側屈動作が行いづらく、わき腹の筋肉に効いた感じがしない」というケースに基づいてストレッチをご紹介しましたが、「左右両方とも動作が行いづらい」という場合は、左右それぞれご紹介したストレッチを行った上でエクササイズを行ってみるとよいでしょう。
早速その効果をご体感ください!
- 執筆者:
- 町田 晋一