「どうせ私なんて…」の考え方でお肌もどんより?くすみ肌の原因3つ
どうして肌がくすむの?
肌がくすんでしまうのにも様々な原因がありますが、改善するためにはまずその原因を知ることが大切!まずどうして肌がくすむの?ということを、中医学の観点からご説明していきましょう。
くすみ原因1・気と血が不足している
気は生命エネルギーです。車に例えるとガソリンのようなもの。ガソリンが満タンだと調子よく車も走れますが、なくなってくるとガス欠状態になってしまって走れなくなりますよね。これは人間も一緒で、気が充分だと元気に動けますが、なくなるとやる気がなくなってしまいます。
血は栄養をたっぷり含んだ潤いで、イメージとしては美容液!この血はお肌に潤いを与えてくれる役割もありますので血がたりなくなると血色が悪くなったり、お肌に潤いがなくなってしまいます。夕方になるとくすむのは日中働いて血がへってくるためです。血はPCの見過ぎ、脳の使い過ぎで減ってしまいますからね。
この血は、気が動かないと動きたくないお姫様気質なので、気も動かないと血も動かくなってしまいます。気と血はふたつでひとつのセットなので、血を増やすためには気を増やすことも大切なのです!
くすみ原因2・血の巡りが悪くなっている
本来スムーズに流れているものが滞ってしまうと色んな問題が出てきます。例えば道路もスムーズに渋滞なく進めばみんな気持ちよく運転できますが、渋滞で進まないとイライラしたり、事故が起こりやすかったりしてしまいますよね。それは身体も一緒で、きれいに循環しているのが理想的。
血も一緒で、量だけあってもだめで、きちんと巡っていることが大切。しかし冷えやストレスが重なると血の巡りが悪くなってしまいます。
この血の巡りがわるいと、血色が悪く見えてくすみ肌になってしまうほかに、シミが出来やすかったり、肩こりや生理痛などにもなりやすいと言われているので、この血を巡らせることがとても大切なのです。
くすむ原因3・くよくよ悩んだり、消化が悪い物ばかり摂取して胃を痛めている
「どうせ私なんて・・」「はぁ・・・何でこんなことばかり起こるんだろう・・・」と悲観的になっていませんか?その考え方が、実はくすみ肌を作っている原因のひとつ。
実は中医学では脾という胃腸系システムと「くよくよ悩む」と感情は密接な関係があり、悩みすぎると脾の臓腑がシステムダウンしてしまうんです。 悩みすぎて胃が痛くて食欲がないってよく聞くと思いますが、それはこんな繋がりがあったからなんです。
この脾がどんな働きをしているかというと、食べたものを栄養に変えて全身に届ける働きをしています。ですので脾が弱っていると、せっかく食べたものを栄養にかえられずして排出されてしまいます。栄養に変えられないということはお肌にももちろん栄養が届きません。栄養が行き届かないお肌はくすんでしまうし乾燥もしてしまいます。
ついつい外側からのケアばかりに目がいきがりですが、食べたものを栄養に変えてくれるパワーをアップさせてあげることでお肌も元気になってきます。
さて、前編ではどうしてくすむの?についてお話しをしました。後編ではくすまない肌になるためにどんな食材を摂り入れていったらいいかをお話ししますね!
- 執筆者:
- 倉口 ゆうみ