あれ?これってシミ? シミをこれ以上増やさないためにシミができる原因と予防法をエステティシャンが徹底解説! あれ?これってシミ? シミをこれ以上増やさないためにシミができる原因と予防法をエステティシャンが徹底解説!
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これ以上「シミ」を増やさない!シミができる原因と予防法を徹底解説

大阪谷町九丁目エステサロン「private salon Laule'a」代表。自身のコンプレックスから美容に興味を持ち、エステティックの道へ。「美容をもっと楽しんで、生活の一部に取り入れて欲しい。」そ…
2018年03月27日
「これってシミ?」「こんなところにポツっとあったっけ‥」「肌がくすんでいる気がする‥」そう感じたことはありませんか?今まで無かったものがあると気になり、なかなか治りにくそうというイメージはもちろん、シミがあるのとないのではお顔の印象が変わります。シミの原因って、日焼けだけ?これ以上増やさないための予防法はあるの?今回はエステティシャンである筆者が徹底解説します。

■シミができる原因とは?

私たち人間の肌は、お肌の新陳代謝であるターンオーバーが正常であれば28日周期でおこなわれています。ですが、生活習慣の乱れやスキンケア不足、紫外線ダメージなどが積み重なり、ターンオーバー周期が乱れ、遅い場合や早い場合もあります。

お肌表面にある表皮部分の下から私たちの細胞はどんどん作られています。近くにはメラノサイトと言って、私たちの肌の色を決める色素の工場があるのですが、紫外線や摩擦などによって刺激を受け、メラノサイトが細胞を守らなきゃ!とメラニンを過剰に分泌します。

ターンオーバー周期が正常であれば、垢と一緒にメラニンも排泄されていきますが、細胞に傘をさしたメラニンがお肌の中にたくさん溜まったり、お肌のターンオーバーが遅れることで結果として「シミ予備軍」「シミ」という状態がおきます。

シミができる原因
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■シミを作らない、増やさないための基本的なこと

・紫外線からお肌を守ること
紫外線はシミだけではなくシワなどの老化を早めてしまう最大の敵です。ですが、生活する上で紫外線から避けきれないのも現状ですので、紫外線UVケアなどで守ることが基本です。年中UVA、UVBの波長の違う紫外線は出ていますので、日常生活やレジャーに合わせた紫外線UVケアをおこないましょう。

・お肌に過剰な刺激を与えないこと
クレンジングや洗顔などのスキンケアの際に過剰に摩擦をかけたり、こすったり、熱いお湯で洗ったり刺激を与えずに優しくお肌をケアしましょう。無意識のうちに掻いていたり、繊維などの摩擦にも注意しましょう。

・スキンケアや規則正しい生活習慣でターンオーバーを整えること
夜更かししたり、睡眠時間が短い、食生活が乱れているといった生活習慣や、スキンケアをしたりしなかったり、メイクしたまま寝たりといったこともシミを作る要因はたくさんあります。不規則な生活習慣で細胞の代謝が乱れやすくなり、スキンケア不足によって色素沈着や細胞の代謝を整えることにもつながりますので心がけましょう。

年齢とともに自然に老化はしていくものなので仕方ない部分もありますが、基本的な事を気をつけることがまず重要です。

スキンケア
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■シミを予防するためには何が効果的?

紫外線、スキンケア、規則正しい生活を日々心掛けた上で、プラスして取り入れるべきシミの予防法とは、スキンケアの化粧水や美容液などに「ビタミンC誘導体」「アルブチン」「ハイドロキノン」のいずれかの成分が入っているものを取り入れましょう。

シミの元になるメラニンは色素の集合体ですので、そのメラニンの生成を抑制したりする働きが効果的とも言えます。ですが、注意してほしいことは、これらを使ったからと言って「シミが消える」というわけではありません。メラニンの色素は集合体であり、重いので、あるもの(シミ)がすぐになくなるわけではありません。

スキンケアで取り入れた時にまず最初の実感として、お肌の色味が白くなったような気がする、透明感が出たということも、あなた自身が気づいていないだけで、お肌全体に潜むメラニンのケアをおこなっているのです。

それらを続けていくことで、美容成分の効果と肌のターンオーバーの結果によって、徐々にシミが目立ちにくくなる場合があるということです。自宅でケアできることにも限界がるので、エステサロンやクリニックなどでプロに相談するのもいいですね。

まずは、あらゆるものから守りシミを作らない肌にし、効果的な美容成分を取り入れることでいい状態のお肌がキープされます。

どのようなお肌の悩みでもそうですが、守ったり、生活習慣が乱れているのに美容成分だけを入れても肌のターンオーバーが乱れているとなかなか効果が発揮しない場合もあります。総合的にバランスよく取り入れるようにしましょう。

執筆者:
寒川あゆみ