始めよう!温活life♡寒い冬こそ!スパイス使いで体をポカポカに!~後編~ 始めよう!温活life♡寒い冬こそ!スパイス使いで体をポカポカに!~後編~
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今日から始める温活Life♡寒い冬こそ「スパイス」で体をポカポカに~後編~

国際薬膳調理師/薬膳ライフバランスプランナーの倉口ゆうみです。自身が心身のバランスを崩したことで食の大切さを改めて考えていた時に、本屋さんで薬膳の本と出会ったのがきっかけて約1年半、フルタイムで会社勤…
2018年02月10日
こんにちは!薬膳ライフバランスプランナーの倉口ゆうみです。前回の記事ではライフスタイルの中に自分が出来る範囲で「温活」を取り入れること、その温活にスパイス使いがおすすめなことを書きました。今回は後編です!

唐辛子・ナツメグ・クローブのスパイスはどんなパワーが?

今回は身体を温めるスパイスとして、唐辛子・ナツメグ・クローブについてご紹介します。

【唐辛子】
ペペロンチーノや炒め物などでよく使う方も多いかもしれませんね!唐辛子は、薬膳の世界では体内の悪い気を取り除くとされ、食欲不振や消化不良を改善してくれるパワーがあります。体内の悪い気というのは、気がうまく体を巡っていないのをイメージしてください。通常、気は滞りなく巡っているのが理想です。しかし、寒さやストレスが原因で巡りが悪くなってしまうこともあるんです。その滞った気を巡らせてくれるパワーが唐辛子にはあります。

また辛味成分のカプサイシンには発汗作用や、免疫力をあげる働きがあります。発汗作用があるのはご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、体脂肪を燃焼するという意味あいで頂くのではなく「体を温め代謝をあげよう!」というイメージで捉えて頂けたら嬉しいです。

ただ、高血圧の人やのぼせやすい人は唐辛子とあまり相性が良くないので、思い当たる方は摂取量に気を付けましょう。

唐辛子
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【ナツメグ】
ハンバーグや魚料理、またお菓子作りにも使われるナツメグ。そんなナツメグは体を温める働きに優れています。また消化吸収システムである脾という臓腑を温めてくれます。この脾はストレスや冷たい食べ物、刺激物、脂っこいものが大嫌いなんです。でも、この現代でストレスがない人はいないし、辛い物や脂っこいものだってついつい食べちゃいますよね。だからなかなかこの脾が強い人はいないので、ナツメグはぜひ頂いてほしい!

粒のまま使うのが一番ですが、なかなか難しいですよね。そんな時は便利なパウダータイプもあるのでぜひ使ってみてください!牛肉とあわせると冷えを取り除く組み合わせですし、シナモンスティックと合わせてチャイにして頂いても美味しいですよ。

摂りすぎると体に負担がかかるので、1日3~9グラムが目安です。また、火に弱いので加熱のしすぎには気を付けてくださいね!

【クローブ】
とても甘い香りがするスパイスです。カレーにも使われていますし、煮込み料理やお菓子などに使われることもあります。スーパーでは砕いたものと砕いていないものがありますが、独特な香りと味わいなので最初はパウダーのタイプをおすすめします。このクローブは体を温め、胃の働きを健やかにしてくれます。煮込み料理に入れるのはもちろん、バニラのような甘い香りなので、紅茶にいれたり、シナモンやナツメグと合わせてチャイにおすすめです!

ただ、香りがとても強い物なので使う量は1日1~3グラムを目安に。幼児や妊娠されている方、のぼせやすい方は控えめにしてくださいね。

スパイス
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これなら出来そう!と思うことをコツコツと積み上げて心地よいライフスタイルに

いかがでしたか?今はスパイスも沢山スーパーに並んでいますし、コンビニで売られているホットドリンクにもスパイスが使われているものも多いですので、取り入れやすいのではないかなと思います。いつもの味付けに飽きてきたらスパイスを使うと、新しい味を発見し新鮮に感じられるのもスパイスの魅力のひとつではないでしょうか。

ただ、スパイスは体を温めるパワーが強い反面、摂りすぎると体に負担になることもあるので、体に良さそう!と一気に取り入れるのではなく、毎日の生活に少しずつ取り入れて継続していくことが大切ですよ。

楽しみながら、自分に出来ることからコツコツと温活をしていきましょう!これなら出来そう!と思うことをコツコツと積み上げていくことで心地よいライフスタイルは作られていきます^^

チャイを飲んでみる
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まずはスーパーにあるスパイスコーナーを覗いてみたり、1日の終わりにチャイを作ってみるなんていうのもいいですよね。体がポカポカになるし、甘さとスパイスの組み合わせが疲れた体を癒してくれるはず。寝る前のお楽しみになって、毎日が少しワクワクするものに変わるかもしれませんよ!ぜひお試しくださいね♪

参考文献:薬膳・漢方の食材&食べ合わせ手帖,植木 もも子 (監修),‎ 喩 静,西東社

執筆者:
倉口 ゆうみ