

【動画あり】新春!和服での歩き方講座~脚の動かし方編〜
和服ウォーキングでの残念なパターン
和服では裾から出ている足先が外を向いていると、男らしい印象だったり、はしたない印象になります。このほかパタパタ音のする歩き方は好印象ではありませんし、ズルッズルッと草履を引きずる音も心地の良いものではありませんよね。
足先外向きの改善方法
当たり前に考えれば「足先を内股にしながら歩く」なのです。でも、ただ単に足先を内股に出すと様々な障害が起きます。太ももも内向きに出しますので、前ももが発達して疲れやすくなったり、太くなります。そこは避けたいところですよね。
外に向いた足先を内向きにするというより、真っ直ぐにすると考えられると良いかと。お伝えしたいのは、「太ももの骨は真正面にして使いすぎないように気をつけ、さらに足先を真正面にする事」

脚がまっすぐ使えるように歩く感覚
脚は内股でなくても動きがまっすぐであれば和装でも美しく見えます。脚裏中心を、かかとを着いたところから、抜いて次の一歩のかかとが着地するまで二直線(揃えた脚の右脚中心線、左足中心線)上を正確に通ります。膝の向きも真正面にしたまま歩きます。膝の向きの調整はお尻を使いますよ。歩くときに脚の動きが真っ直ぐかどうか注意してみてください。
写真撮影では、ほんの5mm足先を内向きに置くことで美しく見えます。
エクササイズで脚が真っ直ぐ出せるようにしましょう。
〈お尻に効かせながら脚をまっすぐにするエクササイズ〉
1、脚を前後に広めに開きます。右足先を真正面に置き、後脚は開いた状態、骨盤も前後に開きます。(この時前脚のお尻をキュッと締めて、曲げている前脚の膝は真正面にすることがポイント)
2、腕は腰に置き、前足にゆっくり体重を乗せ、戻ります。これを10回行います(動画は3回)。左足前でもやります。
〈両足をまっすぐに動かせる筋肉を作るエクササイズ〉
1、上記エクササイズの幅より小さく前後に脚を開きます。両足共に真正面向きに置き、骨盤も真正面を向いています。
2、腕は腰に置き、前足に体重を乗せたまま上下運動。前脚の膝は真正面、後脚の膝は真下へ、足首ラインもまっすぐにして動きます。ゆっくり10回行います(動画は3回)。逆側もやります。
- 執筆者:
- 寿羽 エリー