冷えて疲れた胃腸を温める呼吸法 冷えて疲れた胃腸を温める呼吸法
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冷えて疲れた胃腸を温める!内臓をマッサージできる呼吸法

中学から大学まで陸上競技に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生で…
2016年10月01日
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。夏が終わり、夏の疲れが出てくるころ、風邪を引いたり胃腸を壊したりしていませんか?冷たくのど越しのいい飲み物などを摂り過ぎて胃腸が停滞したり、逆にお腹を壊したりしがち。秋口になり食欲が出てきて、お腹の冷えだけでなく食べ合わせや消化の悪いものの摂りすぎで、胃腸を悪くすることもあるものです。今回は、冷えたお腹を温めて、胃腸を正常にする呼吸法をご紹介致します。

丹田呼吸法

息を鼻から吸って、胸を大きく膨らませて止めます。ボールのように膨らませた胸を、上から圧縮するようにして下腹へ押し下げ、息を止めたまま下腹を思い切り膨らませて止めます。息が苦しくなる手前でそっと鼻から息を吐き出します。

お腹が圧迫されて内臓のマッサージができるとともに、お腹の血行が良くなって胃腸の働きを整えます。胃腸が温かく正常に働いていると、食欲も正常になります。

呼吸法のイメージ
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浄化の呼吸法

鼻から吹き矢を吹くように、一気に腹筋を引き締めて息を吐き出すことを、1秒に1回のペースで、できれば30~60回繰り返します。勢いよく吐き出せば、吐くのをゆるめた時に自然に吸えます。

強く腹筋を使うので内臓のマッサージになり、胃腸が温まって動きが正常になります。

息を止める呼吸法

息を鼻から細く長く吐き出し、そのまま止めます。1秒程度止めたら引き締めていたお腹をゆるめて、鼻から息を吸い切って止めます。苦しくなる手前でゆるめて息を吐き出します。無理のない程度繰り返します。

内側からお腹が温まり、代謝が上がって汗をかくような感覚を覚えるでしょう。胃腸に血液が行き渡り、働きが正常になります。

お腹が温まるイメージ
画像出典: 美LAB.

おわりに

いかがでしたか?呼吸法ひとつで内臓から温まり、胃腸が温まり動きが良くなると、かえって余計な食欲がわかなくなることを実感できたでしょうか。困った時はぜひお試し下さい。

執筆者:
美宅 玲子