間違うとキケン!正しく安全に楽しむ「アロマテラピー」のススメ
安全な使い方って?
精油は、オーガニックまたは野生で100%ピュアなものを使うというのは鉄則です。そこまではみなさんも注意しているのではないでしょうか。
しかしながら、オーガニックだから、または食品添加物に指定されているから「飲めます」とか、「高濃度で使用できます」または「原液使用ができます」というのは間違いなのです。
精油は脂溶性成分です。
脂溶性成分は肝臓で代謝されます。肝臓で解毒する量には限りがあり、蓄積されてしまうこともあります。高濃度での連続使用はとても危険です。飲用は医師の処方がない限りやめたほうがいいですね。
精油に限らず、お薬でも、どんなに安全なものであってもダメージがおきます。また、食べものも同じです。肝臓に負担がかからないような食事をしたいですね。
肝臓は、代謝、解毒が行われる大切な臓器です。肝臓が元気だと代謝もよく、お肌をキレイに導いてくれます。
安全な濃度で!
質がいいからこれは原液で使えます、などというセラピストがいらっしゃいます。ありえないことです。質がいいからではなく、化学成分により、たまには原液で使うことができる精油も多々あります。
危険なもの、たとえば肩こりがひどいからと、サリチル酸メチルが主成分のウインターグリーンのような精油を高濃度で使用すると、ある日突然しみが出てきたり、火傷したり、アレルギーになったりとすることがあるでしょう。
常用できるものではありません。また精油によっては、薄い濃度で使用すると鎮静に導き、高濃度で使用することで興奮作用となるものもあります。
自然療法って?
どれも自然治癒力を高めて、恒常性のバランスを整えるという流れで行っていると思います。恒常性のバランスを整えていくことで、結果お肌がつやつやになった!ということもよくあることなんですね。
- 執筆者:
- 佐藤 ユミ子