食べてないのにどんどん太る!?「モナリザ症候群」って?
「モナリザ症候群」って何?
交感神経が関係する肥満体質
モナリザ症候群とは、交感神経のはたらきが低下してしまうために起こる肥満体質のことです。
アメリカのプレイ教授により「肥満者の大多数は、交感神経のはたらきが低下している」という研究結果が発表され、その際の英文表記の頭文字(Most obesity known are low in sympathetic activity.)をとって“モナリザ症候群”といわれています。
交感神経のはたらきの低下
人間の体内のはたらきは、自律神経によってコントロールされています。自律神経は交感神経と副交感神経をバランスよくはたらかせることで、体内の活動モードと休養モードとを切り替えています。
交感神経が優位なときは体内が活発にはたらき、副交感神経が優位なときはリラックスモードになって、疲労回復や細胞の再生がおこなわれます。
この内、交感神経のはたらきが滞ってしまうのがモナリザ症候群。つまり、体内を活動モードにしてエネルギーを消費することができない状態です。
食べたものをエネルギーとして活用できないため、必要摂取量の食事量でも太ってしまう可能性が高まるのです。
どんどん太る?!モナリザ症候群を回避するためには?
自律神経のバランスを整えて交感神経のはたらきを蘇らせるためには、生活リズムを整えることが重要です。
“朝起きたら体内を活動モードにして、エネルギーを活発に使う。夜には休養モードへと切り替えてメンテナンスをおこなう”という体内サイクルを円滑にすることがとても大切なのです。
昼夜が逆転していたり、食事や運動などの生活習慣が乱れていると、自律神経が乱れやすくなります。朝起きたら朝日を浴びて体内に活動モードに切り替える、日中はしっかりと活動する、夜にはしっかり睡眠をとる、という基本的な生活習慣の改善を心掛けましょう。
どんど太る悩みを打破!モナリザ症候群にならない生活を
美しい理想的なスタイルを実現するためには、健康である必要があります。モナリザ症候群に陥らないためにも、日々の生活習慣を見直してみましょう。
- 執筆者:
- Nao Kiyota