いいウンチづくりに欠かせない食材は?【前篇】
いいウンチの条件とは?
前回の「ウンを出さぬはウンの尽き?ウンのいい女の条件は○○なこと」で、いいウンチが見た目の美にも関わっているというお話をしました。そのいいウンチは回数以上に質を重視!です。あなたのウンチがいいウンチかどうか、チェックしてみてください。
□ 便意とともにスルっと心地よく出る
□ 臭いはほとんどない
□ 色は明るめの茶色~黄色
□ 形はバナナ状態
□ ティッシュでお尻をふきとった時、ティシュに便が付かない
□ 出た便が便器にも付かない
チェック項目が多いほどいいウンチを出していると言えます。このチェック数を増やす主役が善玉菌と食物繊維、準主役がオリゴ糖やミネラル、酵素などです。まずは善玉菌と食物繊維がどんな食材に多く含まれているのかについてお話します。
善玉菌を摂るには○○食品を食べる
善玉菌を多く含む食べ物といえば、発酵食品です。具体的には大豆を発酵させた味噌やしょう油、納豆、漬物、塩麹、かつお節など日本特有のものや、海外生まれのヨーグルト、チーズ、キムチなどのことです。
食物繊維はバランスよく
食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があります。不溶性の食物繊維は水分を吸収する、腸の動き=ぜん動運動を活発にし、便通を促す役目が、これに対して水溶性は糖質の吸収を穏やかにし、血糖値の上昇を緩やかにする働きがあります。
不溶性の食物繊維は野菜、根菜類、玄米、豆類、きのこ類に多く、水溶性は果物や海草類に多く含まれます。どちらが優れているということではなく、どちらもバランスよく(不溶性2:水溶性1くらいの割合で)摂るのが理想とされています。このバランスを無視して便秘の人が水分をあまり摂らずに不溶性の食物繊維ばかりを大量に摂ると、かえって便秘を増長させることがあります。
なにを食べるかで便は変わる
食べたもの集大成、カラダからの便りが「便」です。私たちが食べたもので出るもの=ウンチはいかようにも変化します。
次回(後篇)は、いいウンチづくりの準主役を担うオリゴ糖、ミネラル、酵素の役割についてお伝えします!
- 執筆者:
- 真野 わか