乾燥が気になる秋冬のインナービューティーには「潤い食材」が不可欠!
乾燥は肌トラブルのもと!
空気中の水分量が減り、気温と共に湿度がぐんと下がる秋冬。この時期はお肌の表皮に含まれる水分がどんどん放出され、常に水分不足=潤い不足の状態に。潤い不足のお肌は美肌のバロメーターである「キメ」が荒くなり様々な肌トラブルを引き起こします。
まず、潤いが足りないことで肌の表皮が固くなってしまい、ターンオーバーがうまくいきません。ターンオーバーとは肌の生まれ変わりサイクルのことで、これが滞るとくすみやごわつきの原因になるばかりでなく、かゆみや吹き出物などの肌荒れ症状が起こりやすくなります。肌トラブルが起きてしまうと長引くケースが多いので、毎日のケアでしっかり乾燥を防ぐことが何より大切です!
インナーケアとアウターケアを同時に!
保湿クリームや美容液による外側からのケア(=アウターケア)をしっかりしているはずなのに、どうもお肌の調子が良くない…という場合は、食事によるカラダの内側からのケア(=インナーケア)が十分足りていないのかも。
アウターケアでは細胞の表面に水分を与え潤い補給することができても、細胞の奥底まではなかなかケアできないのが事実。なので、秋冬は春夏に比べてより一層、食べる食材を「意識して選ぶ」必要があるんです!
乾燥を防ぐ潤い食材とは?
それでは秋冬の乾燥対策におすすめの代表的な栄養素とそれらを多く含む潤い食材をご紹介しましょう!
【セラミド】
お肌の上層部「角質」の中にある水分をしっかり保持する働きがある、潤い食材の代表格。⇒生芋こんにゃく ・しらたき ・大豆 ・小豆 ・海藻類 などに多く含まれる。
【α-リノレン酸】
セラミドを作る原料となる脂質成分。人間の体内で合成出来ない必須脂肪酸の1種で血流改善作用もあるため、肌の血色を良くするのにも効果が期待される。亜麻仁油、エゴマ油、魚の脂質 などに多く含まれる。
(注)亜麻仁油やエゴマ油は加熱に弱いため、サラダやカルパッチョ、ジュースなどに加えることで効率的に栄養を摂取することができます。
【ビタミンA】
目や唇、喉などの粘膜とお肌を強くして乾燥から守ってくれるビタミン。⇒人参、赤パプリカ、レバー、うなぎ、青魚、卵、海藻類 などに多く含まれる。
いかがでしたか?「潤い食材」は意外と身近な食材ばかり。こまめな水分補給とあわせて、これらの食材を積極的に摂ることで乾燥によるトラブル知らずの潤い美人に近づけるはず。明日からの食生活に是非取り入れて下さいね!
- 執筆者:
- 國塩 亜矢子