骨盤矯正の正しいやり方は?矯正による効果とセルフチェック法 骨盤矯正の正しいやり方は?矯正による効果とセルフチェック法
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骨盤矯正の正しいやり方は?矯正による効果とセルフチェック法

ボディセラピストとして活動しています。多くの方に携わらせて頂いた経験を元にアドバイスをさせて頂けたらと思います。
2019年08月13日
骨盤矯正のやり方はいくつかありますが、いずれの場合も原因を解消しなければ歪みは再発します。まずは骨盤が歪んでしまう原因を知りましょう。矯正の効果や自宅でできるストレッチ、気をつけたい生活の注意点を、ボディセラピストのhrhs629先生に教えていただきます。

骨盤が歪んでしまう原因

顎に肘をつく女性
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姿勢の悪さ

長時間にわたって同じ姿勢を維持していると、筋肉にはかなりの負担になります。1時間その姿勢を維持していただけで、縮こまった形に筋肉も固まってしまうのです。デスクワークの方などは特に、1時間を超えて同じ姿勢をとり続けなければなりません。

この姿勢を維持していると肩は前に出て、背骨が丸くなり、臀部は下がった形に。これが日々重なった結果、骨盤が歪んでしまいます

筋力低下

上記のように毎日同じ姿勢をとり続けると、日頃使う筋肉と使わない筋肉の差が生じるでしょう。筋肉は全身で大小合わせて約600個あり、なかには意識的に動かさなければ働かない筋肉もあります。同じ姿勢をとり続けているうえに、運動不足となれば、筋肉のバランスは崩れていく一方です。

筋力が低下すると、体の柔軟性を損ねるほか、正しい姿勢もとりにくくなります。これも骨盤が歪む原因です。

骨盤の歪みが引き起こす症状

困り顔の女性
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むくみや冷え

骨盤を構成する骨のひとつに、仙骨があります。この骨の中にあるのが、血液を作る骨髄(こつずい)です。骨盤以外にも骨髄はありますが、骨盤の骨髄は比較的大きく大切な役割を担っています。骨盤が歪むと、この血液を作る仙骨の歪みにもつ繋がり働きを阻害しかねません。

すると血液の滞りを作るきっかけにもなってしまい、老廃物が流れずむくみを引き起こします。血液は体温調節の働きもあるため、血の巡りが悪くなれば冷えがあらわれるでしょう。生理痛も、骨盤の歪みが関係すると考えられています。

便秘や下痢

骨盤が歪むと、腸の働きまでも妨げてしまうでしょう。腸は骨盤に支えられている内臓であり、歪みが生じると腸にも歪みが起きます。また上記のように血液の滞りも発生するため、腸にうまく血液が届けられず、働きが鈍ることに。これにより健康な便が作れなくなり、便秘や下痢になってしまうのです。

働きが悪くなると腸の柔軟性も低下してしまうので、骨盤周りの筋肉がこわばり、さらに骨盤の歪みを招きます。

肌荒れ

肌は、体内の栄養素・老廃物に敏感に反応する場所。新陳代謝によって常に肌の組織は入れ替わっていますが、その元になるのは体内の栄養素になります。骨盤が歪んでいると血液の滞りに繋がり、腸の働きが下がるため、老廃物は外に出ていきません。老廃物を溜め込んだまま肌を構成しても、健やかな状態にはならないでしょう

さらに骨盤が歪むと基礎代謝も下がり、皮下脂肪がつきやすい体質になります。皮下脂肪は老廃物が滞りやすく、密接な関係にある肌にもトラブルがあらわれるのです。

姿勢の悪さ

骨盤は体の中心部分にあるため、ここのバランスが崩れると、全身の歪みに繋がります。骨盤は背骨と繋がっており、そのてっぺんが頭です。さらに骨盤は股関節を構成する骨でもあるため、下半身では膝、足首、足裏と繋がっています。

つまり骨盤が歪んでしまうと、腰を中心に頭から足裏までバランスが崩れるということ。結果、姿勢の悪さを引き起こします。

骨盤矯正に期待できる効果

笑顔の女性
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むくみの改善

血流の改善がされることで、むくみの改善があらわれるかもしれません。骨盤が歪むと、上述したとおり骨髄の働きが低下したり、太い血管を圧迫したりして血流が阻害されます。これにより老廃物が排出されにくくなってしまうことが、むくみの原因です。

骨盤の改善を図ることで、血の巡りがよくなり、むくみのも元なっていた老廃物もスムーズに体外へ出ていくでしょう。

姿勢の改善

骨盤の矯正を行うと背骨はまっすぐに起き上がり、股関節の可動域も広がって姿勢の改善に繋がります。骨盤は上半身にも下半身にも繋がる体の中心です。姿勢が崩れ、猫背が癖になっているためにバストやヒップが下がっている方も少なくありません。

骨盤の歪みを改善するだけで、体は元の機能を取り戻そうと働きます。自然とバストやヒップの悩みにもアプローチできるでしょう。

腸の働き改善

骨盤は腸を支え、安定を保っている重要な器官です。このため骨盤の歪みを改善することで、腸の働きも健康に近づくでしょう。腸は筋肉の一種で、可動性があります。しかし骨盤が歪み、腸に負担が加わると通常の可動域を保つことができずうまく働いてくれません。

歪みを改善することで、腸に対する血流増加を図れるほか健康な可動域を保てます。自然と正常な働きが戻ってくるでしょう。

骨盤の歪みのチェック方法

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股関節のひねり

股関節は骨盤と直接連動する骨なので、ここの可動域を確認すれば歪みを確認できるでしょう。確かめ方は、「座った状態で足を組む」だけです。これを左右両方の足で行うと、どちらか一方のほうが組みやすいと感じるはず。これは歪みが起きている証拠です。

たとえば右足を上にして組んだときは、左に体をひねる形になります。こちらが楽な形であれば、骨盤は左方向に歪みが発生しているということです。

首のひねり

背骨も、骨盤と連動している骨です。そして背骨の先端には首があり、骨盤の歪みによる影響がよくあらわれます。首で歪みを確かめる場合、「座った状態で首を真横にひねる」ということを行ってください。どちらかひねりやすい方向があれば、骨盤の歪みが疑えるでしょう。

首の場合は足を組むときと違い、首のひねりやすい方向とは逆に骨盤が歪んでいます。首を右にひねりやすいなら、骨盤は左にねじれていると判断が可能です。体は歪みに対し「まっすぐの姿勢を保とう」とバランスをとるため、首が右を向いているときは骨盤を自然と左にねじります。

もちろん、ねじるという動作が悪いわけではなく、左右どちらかにねじりが偏りつ続けしまうことが体の不調を招くのです。

骨盤矯正の方法

ストレッチする女性
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ご紹介するのは、背中周りのストレッチです。仰向けに寝た状態で、手を真横に広げます。そして腰元をひねり、股関節・膝は90度にしましょう。首は腰のひねりと逆方向に向きます。これを左右3回、1分ほど時間をとって行います。

ほぼ全身のねじれ解消になるストレッチなので、毎日のちょっとした空き時間に取り入れてみましょう。このストレッチの目的は、ねじれを作ってしまった場所の緊張を解いてあげることです。ゆっくりと深呼吸をしながら、左右のバランスを整えるイメージで優しく伸ばしてみてください。

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骨盤の歪みをなくすための注意点

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姿勢を正すためのポイント

1日中立ちっぱなし、座りっぱなしという場合、体は一定の方向に縮こまっている状態になります。筋肉は1時間同じ姿勢でいると固まってしまうため、40~50分に一度は少し動いて伸びをするなど、緊張をほぐしてあげましょう。

座りっぱなしを避けられないときも、体の角度や使う筋肉を変えれば全身のバランスが変わります。デスクの下で足首や足の指に力を入れたり、首と腕を回してみたり、伸びで上半身に力を入れてみてください。

筋肉低下を防ぐためのポイント

筋肉は動いて初めて本来の機能をするものであって、動かさないことには弱化が進む一方です。運動が苦手な方も、ウォーキング程度であれば気軽に取り組めるでしょう。筋力アップはもちろん、ウォーキングは歪みの改善にも有効です。歩く動作にはもともと「ひねる」動きが含まれており、自然と左右均等に刺激できます。

筋力がアップすると自然と代謝率も上がり、効率的に体内のエネルギーを使えるようになるのもメリットです。

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骨盤矯正は生活の見直しから

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ご紹介したストレッチは骨盤矯正に有効ですが、姿勢や運動量など、悪い生活習慣を改めることも欠かせません。背筋の伸びた姿勢美人は、それだけで目を引くもの。さらに骨盤が矯正されると、仕事中などどうしても同じ姿勢でいなければいけない際も、体の負荷が少なく済みます。

歪みを悪化・再発させないため、意識的に習慣を変えていきましょう。

執筆者:
hrhs629