有酸素運動とは?無酸素運動との違いやダイエットに効果的な理由
有酸素運動と無酸素運動の違い
有酸素運動と無酸素運動の違いは、その名の通り「酸素があるかないかの違い」です。
具体的には体内に酸素が十分行き届いた状態で行われる運動が有酸素運動であるのに対し、無酸素運動は体内に酸素が行き届かない状態で行われます。
代表的な有酸素運動
有酸素運動というのは、低強度で長時間続けられる運動のことを言い、ウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳などが挙げられます。
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有酸素運動の効果
心肺機能の向上
有酸素運動を行うと心拍数が上昇しますが、続けていくと同じ強度の運動でも心拍数が上がらなくなってきます。これは心臓が一度に送り出す血液の量である一回拍出量が増えることによるものです。
そのため、有酸素運動を行うことで「心肺機能の向上」という効果が得られます。
体脂肪の減少
低強度で長時間続けられる有酸素運動は、糖質や血中の脂肪だけでなく体脂肪もエネルギーとして使われるようになるので、体脂肪を減らすことができます。
屋内でできる有酸素運動
屋内でできる有酸素運動は沢山あります!
エアロバイクやトレッドミルの上でのウォーキングやジョギング、それにエアロビクスなども有酸素運動にあたります。
健康的な体を保つための頻度
健康的な体を保つためには、有酸素運動を最低週3回、1回20〜30分を目安に行うとよいでしょう。
有酸素運動を20〜30分行うことで、「心肺機能の向上」や「体脂肪の減少」といった効果を得ることができます。また、週1回では有酸素運動の効果がなかなか得られにくいので、有酸素運動の効果を得るために最低週3回は行うようにします。
有酸素運動はダイエットにも効果的
有酸素運動は糖質や血中の脂肪だけでなく体脂肪もエネルギーとして使われるようになるので、ダイエットにも効果的です。
有酸素運動を始めると交感神経が刺激されてアドレナリン、ノルアドレナリンが分泌されます。すると脂肪分解酵素であるリパーゼが活性化し、脂肪細胞に含まれている中性脂肪が遊離脂肪酸とグリセロールに分解されます。ここまで有酸素運動を始めてから20分以上かかると言われています。
「体脂肪を減らすには有酸素運動を20分以上行う必要がある」と言われる理由はこのためです。
遊離脂肪酸は血液中に放出されて筋線維に運ばれます。筋線維に運ばれた遊離脂肪酸は、その中のミトコンドリアに入って酸化して大きなエネルギーを放出します。酸化するには大量の酸素が必要です。したがって酸素が体内に十分に行き届く有酸素運動が脂肪の消費には有効となるのです。
有酸素運動をダイエットで取り入れる方法
ダイエットを目的とした場合、低強度で続けられるウォーキングがお勧めですが、膝への負担が気になる場合はエアロバイクを行うとよいでしょう。
ポイントとなるのが運動強度で、「ちょっとキツいかな…」と感じる強度で行うようにします。息が乱れて、会話ができないくらいになってしまうと有酸素運動ではなく無酸素運動となってしまいます。すると酸素が十分に行き届かないために脂肪が燃焼されなくなってしまうのです。
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有酸素運動を効果的に取り入れよう!
有酸素運動は心肺機能の向上や、体脂肪の減少効果が期待できます。
ダイエットにも向いている運動ですので、ぜひ取り入れて体の中から綺麗を手に入れてくださいね。
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- 執筆者:
- 町田 晋一