恋人にルールを押しつけてしまう人の処方箋 恋人にルールを押しつけてしまう人の処方箋
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その「ルール」にうんざり…もしかして彼に無理強いしてない?

LOVE IS ALL主宰 All about 恋愛ガイド 恋愛・パートナーシップに関する人間関係の専門家。恋愛・婚活で悩む人々に対してどのようにパートナーを見つけるのか、また関係性を深めるの…
2018年10月27日
恋人を思い通りに動かしたいと、ついルールを押しつけてしまっていませんか? 夜の電話を義務付けたりするのは、本当にあなたを幸せにするのでしょうか? 不要なルールを手放せば、恋人との関係に自由を取り戻すことができますよ。

なぜか恋人に対して、イライラしてしまう……

自分の思い通りに動いてくれない恋人に対して、イライラしていますか? 私たちは恋人に対して、自分のルールをつい押しつけてしまいます。

こうしたルールの強制は、なぜ生まれてしまうのでしょうか? また、思惑通りに動いてくれない恋人に対して、どうしてこうもイライラとしてしまうのでしょうか?

あなたが恋愛で感じるこうした不快な感情は、実はあなたの過去の体験が原因だったのです。

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このルールはいつから生まれたのだろう?

私たちは恋人に対して、自分のルールを強制してしまいがちです。

「私を愛しているなら、寝る前は必ず電話してね」「私を愛してくれているなら、会うときは必ずめいっぱいのオシャレをしてきてね」「私を愛しているなら、週に3回は絶対に会ってね」……。

上記のルールは、ほんの一例に過ぎません。恋人に対して持つルールは、まさに無限に存在するように思えます。

でもこのルールは、私たちが生まれたときには存在しなかったはずです。では、一体いつこのルールは生まれたのでしょうか?

実はこのルールは、私たちが大切な人との関係によって傷ついたと感じた経験から生まれたものです。「相手を自由にさせてはいけない。もしも自由にさせていては、私は愛されることがないのだ」。そのように、誤った学習をしてしまったことが原因です。

例えば上記の「私を愛しているなら、週に3回は絶対に会ってね」の例であれば、次のようなものです。

過去に週に2回程度会っていた恋人が、他の5日間は違う異性と会っていた。そのことが原因で、週に2回程度の接触では恋人を束縛できないのだと感じた……といった具合です。

なんとなくあなたにも、似たような覚えがあるでしょう。相手を自由にさせていたが故に、あなたは過去の恋人を失ってしまった経験があるはずです。

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ルールは一見、あなたを守るためにあるが……

ルールは自分が傷つかないために作られたものであり、そのルールを守ってくれている間は愛されていると実感できるようになります。

しかし、この「ルールを守ってくれているから愛されていると感じられる」というのは、あなたに心からの安心感をもたらすものではありません。いつルールを破られるか、四六時中ずっと気にかける必要もあります。また、ルールを破られそうになると、相手を威嚇し続けなければなりません。

あなたを安心させるためのルールが、逆にあなたの心の平穏を脅かしているわけです。これでは本末転倒も良いところでしょう。

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過去の自分を癒そう

この相手に強制してしまうルールを取り除くためには、自分がそのルールをつくった過去に立ち戻る必要があります。

そして、あなたがそのルールを過去につくっていようがいまいが、相手はあなたの元を離れていたことに気づきましょう。「電話を毎晩する」「週に3回は会う」「会うときは必ずオシャレをする」。これらを守っていたとしても、過去の恋人はあなたの元を離れていたはずです。

さらに、ルールの有無によって愛情は計れるものではないことを理解しましょう。あなたにとって必要なのはルールの存在ではなく、過去に「ルールをつくらないと愛されないと思った自分」への癒しなのです。

ルールより、価値観を話そう

あなたはもう、ルールがなくとも愛されることを本当は知っているはず。またそのルールは誤った認識によりつくられたもので、愛情とは無関係であることを悟っているはずです。

会う頻度や服装、夜の電話は必ずしも愛情の深さとは関係しません。あなたが恋人から感じたい本当の愛情は、そうした表面的な行動面ではないはずでしょう。

恋人と深く繋がるには、ルールの押しつけではなく価値観の共有です。これらは似て異なるものであり、つい混同してしまいます。

価値観はルールとは異なり、互いの違いを尊重できます。破る破らないではなく、価値観はその人らしい生活を形づくってくれるものです。

過去にルールをつくってしまった時間に立ち戻り、傷ついた自分を癒しましょう。そうしたルールがなくとも愛されることはできるのだと気づいたとき、あなたはもうルールを手放すことができますよ。

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執筆者:
今井 翔