寝苦しい夜でもぐっすり眠りたい!寝相別「寝具の工夫とヨガポーズ」
寝相はすべて、緊張をほぐすためのもの
仰向け、横向き、うつ伏せなど、様々な寝相(寝る時の姿勢)がありますが、それらはすべて眠りやすくするために心身の緊張を解こうとする体勢に他なりません。
一般的に、仰向けで寝る人は、緊張が少なく比較的リラックスしています。大の字でバンザイして寝る人は、精神的な緊張が首肩関節や骨盤を硬くしており、その緊張を解こうとしています。
横向きで寝る人は、精神的な緊張から胸の緊張が強く硬くなっており、それをゆるめて安心したくて胸を縮めるような横向きの体勢を取るようです。
寝相別「寝具の工夫」
寝返りを打ったり、寝ている途中で体勢を変えるのは自然なことですが、眠りにくかったり、体が痛くなったり、眠れないと感じるなら、寝具を工夫するのも一案です。
首肩の緊張が強い場合、首枕を作ると首のカーブにフィットしてストレスが軽減されると言われています。バスタオルを首のカーブにフィットする高さになるまでおしぼり状に丸めて、残った分は頭を乗せる部分にします。背が高い方は、ラップの芯を中に置いて丸めるのもおすすめです。
横向きで寝る胸の緊張が強い人は、頭の横にクッションを置いておき、横向きに寝た時に頭が乗るようにすると、首肩の凝りやゆがみを予防します。抱き枕を利用したり、敷き布団を抱えて寝たりすることで、胸の緊張がゆるみます。
寝相別「おすすめヨガポーズ」
首肩骨盤の緊張が強く、バンザイや大の字で寝る人は、魚のポーズで一度背骨のカーブを作ってからゆるめると、リセットしやすいです。
両手を小さく前へならえをしてからこぶしを作り、息を吸いながら肘で床を押して背骨を反らせ、頭頂部を床につきます。呼吸を5回ゆっくり繰り返した後、ポーズを解いてリラックスします。
胸の緊張が強く、体を丸めたくなる人は、赤ちゃんのポーズで安心感を得るといいでしょう。仰向けもしくは横向きでもいいので、両膝を抱えて丸まり、リラックスするまで呼吸を続けます。
おわりに
- 執筆者:
- 美宅 玲子