ごはんをやめたら逆に太った!?カロリー制限の落とし穴 ごはんをやめたら逆に太った!?カロリー制限の落とし穴
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ごはんをやめたら逆に太った!?カロリー制限の落とし穴

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2016年03月22日
ごはんやパン、パスタなどの糖質の多い食品はカロリーが高く、“太りやすい”と思われがち。ですが、「ごはんを食べないようにしたのにむしろ太ってしまった」というケースも。炭水化物とどう付き合えばいいの?と思ってしまいますよね。そこで今回は、炭水化物と上手に付き合うコツをご紹介します。

糖質を制限しても痩せない理由

ダイエット法の1つに、糖質の豊富なごはんやパン、パスタなどの摂取量を制限する「糖質制限(糖質カット)」があります。

糖質は質量の3倍程度の水分を抱え込む性質があるため、食べるだけで体重が増加しやすい食材。炭水化物の摂取を制限することで、短期間で体重を落とすことができます。

ただし、このとき減った体重のほとんどは水分。体脂肪が減っているわけではありません。ボディラインを引き締めるための運動や筋トレを取り入れずに糖質の制限だけを行うと、「体重は減ったけれど、見た目は全然変わらない!」という結果になってしまうことが多いのです。

ダイエットのイメージ
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これが、糖質制限をしても痩せない理由。体重を減らしても、体脂肪率が変わっていなければ見た目の変化が得られませんし、食事や水分の摂取ですぐに体重が元に戻ってしまいます。

腸内環境が悪化し、太りやすくなることも!

さらに、糖質の豊富な炭水化物には“食物繊維”も豊富に含まれています。食物繊維は腸のお掃除役。不足すると腸のはたらきが弱まり、栄養の吸収や利用が滞ってしまいます。つまり、代謝が悪くなり、太りやすい体質になるということ。肌の代謝が弱まり、肌トラブルに悩まされやすく場合もあります。

腸内環境が悪化し、太りやすくなることも!
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糖質は、腸はたらきを高めるだけでなく、脳や身体のエネルギー源でもあります。不足が続けば運動効果や集中力が低下。食べる量を減らせば体重を落とすことができますが、長期的に見ればむしろ太ってしまう可能性もあるのです。

体内のはたらきを高める栄養素をしっかり食べて、エネルギーを消費しやすい体質を育てましょう。

執筆者:
Nao Kiyota