玄米の嬉しい魅力
玄米と白米の違い
「玄米」は、籾米(もみごめ)から籾殻(もみがら)だけを取り除いたお米のことです。そこから、さらに糠(ぬか)と胚芽(はいが)を取り除き、胚乳(はいにゅう)のみに精米したお米が白米となります。
精米の段階で落とされてしまう「ぬか」と「胚芽」の部分に、ビタミン・ミネラル・食物繊維を豊富に含んでいるので、「玄米」の方が、すぐれた栄養素があると言われています。
玄米のすぐれた効果
「玄米」には、多くの栄養素を含むだけでなく、嬉しい効果がたくさんあります。
【デトックス効果】
「玄米」に多く含まれる「フィチン酸」は、水銀やカドニウムなどの公害汚染物質、食品添加物、農薬などの毒素を絡みこんで体外に排泄してくれる、デトックス効果があるのです。汗や排泄など、様々なデトックス方法がありますが、75%は排泄によるものです。
【便秘解消効果】
「玄米」の食物繊維は白米の約8倍もあると言われています。食物繊維は、便秘を解消すると同時に、体内の余分なコレステロールや糖分など、腸内の老廃物を排出してくれます。便秘では、せっかくのデトックス効果も軽減されてしまいますが、フィチン酸との相乗効果も抜群です。
【美肌・エイジング効果】
「玄米」には、ビタミンB1、ビタミンB2やビタミンEなど、美肌・エイジング効果に嬉しい成分も含まれています。また、抗酸化効果もあるため、活性酸素を抑え身体やお肌を錆びつかせるのも防いでくれます。
【血糖値をあげにくい】
先ほどもお話ししましたが、「玄米」は、GI値が低くく、血糖値の上昇が緩やかで、脂肪がつきにくい炭水化物です。そのため、ダイエットにもおすすめなのです。
玄米摂取の注意点
そんな嬉しい効果の多い「玄米」ですが、摂取にいくつかの注意点があります。
【無農薬を選ぶ】
残留農薬がぬかの部分に多く残るために、無農薬を選ぶようにしましょう。
【消化が悪いため、良く噛む】
白米に比べて、消化が悪いため、良く噛み、胃腸が弱っているときには、控える方が良いでしょう。
【ミネラルの摂取】
有害物質のデトックスとともに、体内のミネラルも一緒に排出されてしまうこともあるため、玄米を摂取する場合は、玄米自体にミネラルも含みますが、同時に摂取すると良いでしょう。
いかがでしたか?嬉しい魅力がたくさんの「玄米」です。食欲の秋真っ只中、白米から「玄米」に替えて、美味しく栄養を摂取するのもおすすめですよ。
- 執筆者:
- 斎藤 可奈子