老化やむくみを起こさない!ダイエットによるトラブルを防ぐ栄養素3つ
骨粗鬆症を防ぐ「ビタミンD」と「カルシウム」
減量したいからと、極端に食事量を減らして栄養不足に陥ると、体内は筋肉や骨を削ってエネルギーを捻出するようになります。将来骨粗鬆症になって歩けなくなってしまうことや、体温上昇やカロリー消費を担う筋肉が減ってしまう事態は避けたいもの。特に骨を強くする「ビタミンD」や「カルシウム」は不足しがちですので、ダイエット中でも積極的に補給しましょう。
ビタミンDは椎茸や魚類に、カルシウムは乳製品や小魚などに豊富に含まれています。サラダには野菜だけでなく椎茸などのきのこ類を入れる、筋肉や若々しい肌を育てるたんぱく質は、良質な脂質やカルシウムを含む魚類から摂取する、などの工夫をすると、毎日の食事でビタミンDやカルシウムを摂取しやすくなります。
余分な水分を排出する「カリウム」
摂取エネルギーは過剰でないのになぜか痩せない場合や、むくみやすい場合は、余分な水分や老廃物を溜め込んでしまっている可能性があります。水分や老廃物を排出できないと、むくみやたるみに発展してスリムな見た目を育てることができません。
余分な水分をスムーズに排出するためには「カリウム」の摂取が効果的。バナナやアボカド、ジャガイモ、クレソン、きゅうり、納豆などがカリウムの豊富な食材です。
カリウムの摂取と合わせてリンパマッサージやストレッチ、軽い運動を取り入れると、老廃物の排出を促すことができますよ。
やみくもに食べる量を減らしては、逆に太りやすい体質を育ててしまうことになりかねません。ダイエット中でもバランスよく栄養をチャージすることを心がけてくださいね。
- 執筆者:
- Nao Kiyota