女性の後ろ姿 女性の後ろ姿
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「わき腹」と「お尻」を同時に引き締め!一石二鳥エクササイズ

パーソナルボディメイクSYNAPSE代表。健康運動指導士。元陸上自衛隊非常勤体育講師。 現在は東急スポーツオアシス、エニタイムフィットネスなどを中心に東京都内で出張パーソナルトレーニング指導を展…
2020年01月10日
脇腹からヒップラインのシルエットが美しいとファッションも決まるので、集中して鍛えたい部分です。今回は、中殿筋に加えてわき腹の筋肉である内・外腹斜筋を鍛えることで、お尻とわき腹の引き締めにも効果が期待できる“一石二鳥エクササイズ”をご紹介します。

わき腹とお尻の外側を引き締める「サイドブリッジ・アブダクション」

エクササイズする女性
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今回ご紹介するエクササイズは、内・外腹斜筋のエクササイズである「サイドブリッジ」と、中殿筋のエクササイズである「ヒップアブダクション」が融合した「サイドブリッジ・アブダクション」というエクササイズです。

サイドブリッジ・アブダクション
画像出典: 美LAB.


1.まず横向きになり、下になっている前腕部と下腿部でカラダを支えるような体勢を作ります。この時、膝は90度に曲げて、肘は肩の真下に位置するようにします。

2.そこから骨盤を上に引き上げることで下の内・外腹斜筋に、更に上の股関節を開くことで上の中殿筋に効かせることができます(画像参照)。

エクササイズ中は、上の膝が股関節よりも上に位置するようにしましょう。また、使われる筋肉が、中殿筋ではなく太もも外側の筋肉である大腿筋膜張筋になってしまうので、上の膝が股関節(太ももの付け根)よりも前に出ないようにすることがポイントです。また、上体は正面に向けるようにしましょう。まずは左右交互に20~30秒を3セット行い、慣れてきたら30~60秒を3セット行ってみてください。

わき腹痩せ効果を更に高めるには?

女性
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これだけでわき腹を引き締められるのかと思われるかもしれませんが、このエクササイズだけでも十分にわき腹痩せ効果が期待できます。更に、わき腹痩せ効果を高めたい場合には「有酸素運動」を合わせて行うとよいでしょう。ウォーキングやジョギングなどといった呼吸が激しく乱れない程度の運動を、20〜30分程度行うことで脂肪が燃焼され、お腹周りを更にスッキリさせることができます。

わき腹痩せをしながらお尻も引き締めよう

女性の脚
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今回はわき腹とお尻の外側を同時に引き締めるサイドブリッジ・アブダクションをご紹介しました。このエクササイズは、骨盤から背骨にかけての左右差を整えるエクササイズでもありますので、腰痛や肩こりにお困りの方にもおすすめです。ぜひ、日頃のトレーニングメニューに加えてみてはいかがでしょう。

執筆者:
町田 晋一