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筋肉量を高めるために知っておきたい!3つのポイント

パーソナルボディメイクSYNAPSE代表。健康運動指導士。元陸上自衛隊非常勤体育講師。 現在は東急スポーツオアシス、エニタイムフィットネスなどを中心に東京都内で出張パーソナルトレーニング指導を展…
2019年12月30日
ダイエットを行う際に大切なのが、筋肉量です。筋肉がある程度ないと体が冷えやすく、脂肪を燃焼しにくくなります。今回はダイエットに大切な役割をする、筋肉量を高めるメリットや、3つのポイントについてご紹介していきます。

筋肉量を高めるメリット

筋トレする女性
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筋肉量を高めることで得られる主なメリットについて触れておきましょう。

体温アップ

体熱の40%は筋肉で作られています。そのため筋肉量を高めることで体温アップ効果が期待できるので、冷えに有効と言えます。

基礎代謝アップ

筋肉量が増えるということは、ただ単に筋肉の量だけが増えるのではなく、骨量や血管数、内臓の容量などが増えるので除脂肪体重が増えるということになります。除脂肪体重が1kg増えると、基礎代謝量は50kcal/日、増えると言われています。そのため筋肉量を高めることで除脂肪体重がアップし、基礎代謝アップに繋がると言えます。このように筋肉量を高めることで、主に「体温アップ」と「基礎代謝アップ」というメリットが得られるのです。

筋肉量を高める3つのポイント

ダンベルを持つ女性
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それでは筋肉量を高めるポイントについてお伝えしていきましょう。筋肉量を高めるには、「何を」「どのくらいの強度で」「どのように行うか?」の3つのポイントを踏まえる必要があります。

【ポイント1】何を

筋肉量を高めたい場合、なるべくたくさんの筋肉が動員できるエクササイズを行うようにしましょう。具体的には、「スクワット」や「腕立て伏せ」、背中の筋肉のエクササイズである「ベントオーバーローイング」など、いわゆる多関節運動が挙げられます。このような多関節運動をトレーニングプログラムに入れていくようにします。

【ポイント2】どのくらいの強度で

中程度の強度で、セット数は多めで休憩時間は短めに行うようにします。そうすることで筋肉中に乳酸が蓄積され、成長ホルモンの分泌を促すことができると言われているからです。10回程度反復可能な強度で1分程度の休憩を入れながら、3〜5セットを目安に行うとよいでしょう。

【ポイント3】どのように行うか?

ゆっくりと、抵抗を受け止めながら下ろすようにしましょう。実は負荷を上げる動作よりも下ろすそれの方が筋肉への刺激が大きいのです。そのため、ゆっくりと抵抗を受け止めながら下ろすことで、筋肉への刺激が大きくなり、筋肉量を高める効果が期待できます。

3つのポイントを押さえて筋肉量をアップさせよう

腕立てする女性
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以上、3つのポイントを踏まえた上で筋トレを行うようにしてみましょう。すると筋肉に今までなかった刺激が感じられるはずです。今回は筋肉量を高める目的での方法をお伝えしましたが、一口に「筋トレ」と言っても、目的によって強度設定や、やり方などが異なってきます。ご自身の目的に合った方法で行いましょう。

執筆者:
町田 晋一