どこでも簡単!効果的なスクワットフォームを身につける方法
イスを使ってできるスクワットのフォーム
2つのステップを繰り返すだけでできる、効果的なスクワットのフォームを身につける方法をご紹介していきます。ここでは「イス」を使うので、なるべく動きにくい安定性の高いイスで行いましょう。
まずイスに浅く座り、背すじを真っ直ぐ伸ばします。足幅は肩幅もしくはそれよりやや広めにとり、つま先の真上に膝が位置するようにします。両手は写真のように手のひらを上に向けてそれぞれの股関節に乗せ肘を後ろに引くようにすると、背中が真っ直ぐになります。
【STEP1】
股関節を軸に上体を軽く前傾させて(写真①)、足に体重が乗ったら立ち上がります。(写真②)
【STEP2】
上体を軽く前傾させて(写真③)イスにしゃがみ込みます(写真④)。この【STEP1】と【STEP2】を繰り返すだけです。これを10回行ってみましょう。
スクワットの効果の決め手となる3つのポイント
【ポイント1】股関節の動き
スクワットは膝ではなく股関節から動かしていきます。具体的には股関節の曲げ伸ばし動作を繰り返していき、そうすることで膝への負担が少なくなるだけでなく、お尻の筋肉である大殿筋に効かせやすくなります。
股関節を軸に上体を軽く前傾させてイスにしゃがみ込むことで股関節は曲げられ、そこから立ち上がることで股関節は伸ばされていくのです。
【ポイント2】背中のライン
動作中は背中のラインを真っ直ぐの状態をキープします。この時によくある間違いが、背中を真っ直ぐすることと、背中を反らすことを混同してしまっていること(下の写真参照)です。
背中のラインが真っ直ぐな状態とは、耳、肩、股関節を結ぶラインが一直線の状態です。背中のラインを真っ直ぐにすることで、腰への負担も軽減される上、大臀筋(だいでんきん)に効かせやすくなります。
【ポイント3】膝とつま先の向き
動作中は、膝とつま先が同じ方向を向くようにしましょう。それぞれが違う方向に向いていると、膝を傷めてしまう原因となるからです。つま先と膝は正面、もしくはやや外側に向けるようにします。
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- 執筆者:
- 町田 晋一