海辺を走る女性 海辺を走る女性
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4日に1回でOK!ランニングに効果的な時間と超回復

整体歴:15年目(2020年現在)。これまで延べ30,000人以上の施術に携わっております。 加えて日本ダイエット健康協会 検定1級 プロフェッショナルアドバイザーも取得しています。 皆様のお身体…
2019年09月19日
なんとなくきついイメージのあるランニング。でも週に2回、30分行うだけで効果的に脂肪を燃焼できるのであれば、どうにか続けられるかも?筋肉が強くなる仕組み「超回復」について正しく理解して、無理のない適度な頻度・時間でランニングに挑戦してみませんか?

ランニングは30分以上が効果的

ランニングを行う女性の後ろ姿
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効果的にランニングを行う時間としては30分~1時間程度が理想と考えます。まず初心者の方でしたら、30分を目安にしてください。目的にもよりますが、脂肪燃焼を目的にすると時間として30分の時間が必要になります。体は運動を行うと、エネルギーを消費します。そのエネルギーの源は糖質と脂質ですが、運動の20分以内までの時間は糖質、20分以降は脂質がエネルギーとなります。ですので、脂肪燃焼をしっかりと求めるには30分のランニングをおすすめします。

筋力量をしっかりとUPしたい方は1時間程度のランニングをおすすめします。脂肪燃焼を行いながらのランニングになりますので、筋肉に持久的な刺激がしっかりと伝わり、呼吸に関わる筋肉もしっかりと鍛えることが出来ます。

ランニングにおすすめの時間帯は?

昼間にランニング中の女性
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ランニングを行う時間帯としては、日中が一番いいと思います。体は1日を通して体温の変化を行ってます。体温が高いということは血流がとても良い状態。血流が良い状態というのは体が活動しやすい状態なので、体温が高い日中の時間帯がおすすめです。

体温の高い状態でランニングを行うことが出来れば、しっかりと筋肉に刺激がいくだけでなく、脳からの命令系統も活発になったり、柔軟性も上がるのでケガのしにくい筋肉にもなります。このように日中に行うランニングは、朝や夜に同じ時間・負荷で行なうものとは圧倒的に効果が違います。

毎日のランニングは逆効果に

ストレッチする女性
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ランニングの頻度は週に2~3度で十分です。これは体の構造上の理由で、この程度に収めた方が良いのです。その理由というのは「超回復」のことです。

筋肉は、使うと必ず筋肉の繊維が壊れてしまいます。その壊れたものを修復する過程で筋肉が強くなっていくのです。そしてこれを超回復と呼びます。しかし、この超回復は修復すると強くなるというわけでは無く、修復している過程で筋肉が強くなっている一定の時間があるのです。この時間の間に同じようにトレーニングを行い、また修復を行い、ということを繰り返して筋肉は強くなっていきます。

トレーニング内容によってその超回復の時間は異なりますが、ランニングでは3日置きくらいに行うのが理想ですので、週に2~3日をおすすめしたいと思います。

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ランニングを行う時の注意点

水を飲む女性
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熱中症に注意

ここ最近の夏場は非常に気温が高いです。日中にランニングを行うとなると、一番気温の高い時間帯となります。気温が体温よりも高い状態ですと体力も奪われますし、気温が良くても地面の照り返しなどで、体感温度は高くなることが非常に多くなります。これは夏に限らずの話でもあります。

熱中症は体の水分が奪われてしまい、体内の体温調整が上手くいかず、熱を取り切れないままになって起こるものと言われます。しっかりと水分補給を行いながら、またあまりにも暑いようでしたら無理をせず、気温の落ち着いた頃に行ってください。

無理をしない

ランニングを行うことが初めてや久しぶりでしたら、30分間走れる程度の体力で行ってください。張り切りすぎて息の切れすぎるスピードで行ったり、筋力を付けたいからと言っていきなり1時間走るということは止めてください。

超回復は適度な刺激でもしっかりと体の中で起こる反応です。適度に息の切れるスピードで走ってください。まずは30分のランニングをしっかりと行えるように体力を作って頂いて、その上で負荷を上げたり、時間を伸ばしたりというようにして走ってみてください。

ランニングは適度な頻度・長さで行いましょう

ランニング中の女性の横顔
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はやく体を鍛えたいからといって、毎日ランニングをするのはおすすめしません。超回復についてきちんと理解したうえで、3日ほど時間を空けてから30分〜1時間程度無理のない範囲で行うのが効果的です。その際に水分補給は忘れずに。適度な運動量でまずは体力づくりに重点を置いてスタートしてみましょう!

執筆者:
肥後晴久