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水の飲みすぎは太る?正しい水分補給のやり方と改善方法を紹介

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2019年09月18日
水を飲んでも太るという方は、体内の環境が悪くなっていることが影響しています。なぜ水太りをしてしまうのでしょうか。今回は、水太りをする原因と正しい水分補給の方法を、美容・健康ライターのNao Kiyota先生に詳しくうかがいました。

水は飲みすぎると太るのか?

体重計
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水は、カロリーもなく、脂質が含まれているわけでもないので、体脂肪に変わることは考えにくいです。しかし、味やフレーバーのついた水や清涼飲料水などは、糖質や脂質が含まれている場合があり、飲みすぎると体脂肪として蓄えられます。

また、水を飲みすぎることで内臓に大きな負担がかかり、代謝が低下する可能性がありますが、この場合、水が体脂肪に変わったのではなく、水の飲みすぎによって、太りやすい状態になっているということです。

多すぎる水分補給はむくみの原因の一つ。体内に溜まった水分量が増えると、それだけ体重も増加しますが、体脂肪が増えているわけではありません。それは、むくみによって、太ったように感じているだけです。

水太りとはどのような状態?

太りすぎを気にする女性
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食生活による水太り

塩分や糖分には、水分を蓄えるはたらきがあるため、摂りすぎると体内に多くの水分を抱え込んでしまいます。これが甘いものや味の濃いものの食べ過ぎによる水太りの状態です。体内の水分循環が悪くなるため、代謝も下がり、より太りやすい状態になってしまいます。

むくみによる水太り

食生活に問題がなくても、冷え性などが原因でむくみやすい状態になることがあります。この場合も、上記と同様に代謝が下がりより太りやすい状態になるのです。

水太りを解消する方法とは?

女性の身体
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食生活の改善

調味料を使いすぎず、自然でシンプルな味付けの料理にすることでむくみが改善されるケースがあります。食生活は毎日の積み重ねですから、1回きりの調節ではなく、毎日の味付けには注意することが大切です。

適度な運動

運動することで体液循環がスムーズになり、代謝がよくなり、冷えによるむくみも予防し、改善もしやすくなります。老廃物を排出する役割を担うリンパ液は、血液とは違い、心臓のポンプで流れるわけではないため、運動で流してあげる必要があるのです。

水太りを予防するためには?

女性の腕
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水太りの予防法は、水太りの改善法と同様です。食生活も運動習慣も、1回限りのことではなく日々続けることで初めて効果が期待できます。ダイエット中に限らず、ライフスタイル自体を、しっかりと整えていくことが大切です。

ダイエット中の正しい水分の取り方とは?

水を飲む女性
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1日1.2リットル

ダイエット中に限らず、1日1.2リットル程度の水分補給が必要だと言われています。これに食事での水分補給や、体内で生成される水分などを加えることで、1日に必要な水分量を補っています。運動をする場合や暑さによる発汗が多い場合は、それだけ多く水分補給が必要ですので、喉が乾かないうちに、こまめに補給するようにしましょう。

純粋な「水」を摂取

ダイエット中は、純粋な「水」で水分補給をしましょう。スープや甘い飲み物で水分を摂取しても、消化・吸収のために体内の水分を使用してしまいます。

また、摂取カロリ−が増えるため、ダイエット中の清涼飲料水はおすすめできません

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水分は適量を正しく摂取しよう!

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水を飲んでも太ることはありません。しかし水の飲みすぎは代謝の低下を招き、太る原因にもなります。水太りを招く原因にもなる、塩分や糖分を控えた食生活を心がけ、冷えを解消しながら、正しく水分補給をしていきましょう。

執筆者:
Nao Kiyota