『ヘルシー美ボディ』を作るために最優先すべきはアレ!
1:不真面目グループの方が健康?
フィンランドで行われた健康に関する有名な調査があるのですが、今回はそれを美LAB.読者の皆様にご紹介したいのです。その調査結果は驚くもので、フィンランド症候群と呼ばれています。
調査とは「健康管理を行った真面目グループ」と、「健康管理に気を使っていないグループ」に分け健康状態を調べるというもの。結果はなんと真面目グループのほうが、心臓血管系の病気、高血圧、がんなどの病気による死亡者数、そして自殺者数ともに多かったのだそうです。※1
自殺者数は分からなくもないですが、病気による死亡者数まで、ちゃんと健康管理を行っていた真面目グループの方が多かった、なんて不思議ですよね。でも私はこの調査結果を知ったとき、「あぁ、やっぱりそういうことか」と腑に落ちたのです。今まで、何故私が頑張っても報われなかったのかがよく分かりました。
2:最も優先すべきは「体の声」
一般的に健康に良いとされる方法でも、何かしらの理由で自分には合わないということだって考えられます。また行っている健康法そのものは体に良くても、真面目に取り組むことがストレスになり、結果的に心身に悪影響を及ぼすこともあります。
健康的な食事法や運動などを実践するのは素晴らしいことです。でも行き過ぎると、何もしないより逆に体に悪いということもあるのです。例えば、しっかり栄養を摂らなくてはいけないからと、お腹も空いていないのに無理して食べたり、ウォーキングやヨガは体に良いからと、ヘトヘトに疲れている日も睡眠時間を削って頑張ったり……。体に良いはずの食事や運動も、体の状態によっては必要ない、むしろ害になることもあります。
何よりも優先すべきなのは「体の声」であることを、どうか忘れないでください。
3:体の声が、ちゃんと届く体作りを
体の声って、案外簡単に聞こえなくなってしまいます。ストレスはもちろんのこと、「〇〇が健康にいい」という思い込みによっても、わりとすぐ届かなくなるのです。
ストイックになり過ぎず、「お腹空いた」「気持ちいい」「疲れた」そんな感覚を、何より大切にする習慣をつけましょう。
まずは毎日、自分の体の状態に意識を向けること。そしてそれに素直に従って行動するようにしましょう。例えば、やると決めている運動があっても、ヘトヘトに疲れていたら休む、間食はしないと決めていてもお腹がペコペコのときは食べるなど。
そうすれば感覚が研ぎ澄まされ、一般論に掻き消されることなく、ちゃんと体の声が届くようになっていきます。もちろん、適度に生活を整えるのはいいことですけどね♪
参考 ※1 参照:医者が教える最強の栄養学/伊藤豊・著/KKロングセラーズ
- 執筆者:
- 愛子