相手と心が通じやすくなる。彼ともっと近づける「パートナーヨガ」とは
一人で行うヨガとパートナーヨガの違い
ヨガは、ゆっくりと呼吸を整えながら、ポーズを取っている自分の心身の様子を内側から観察をする瞑想によって、調和の取れた心身の状態を作ります。
パートナーヨガは、相手の体の状態も同時に感じとりながら、呼吸を合わせて自分と相手との調和を取っていく、心地よさを追求するヨガです。
人との良好な関係性は本来、一方がもう一方に従うものでも、従わせるものでもありません。互いが互いを感じ取って思いやりあい、受け止め合いながら高めていきます。
パートナーヨガで互いの状態を感じとり、互いにポーズを通して調整をしていく過程は、まさに関係を深め高める過程そのものです。パートナーヨガは、その助けとなります。
パートナーヨガの内容
パートナーヨガでは、互いに体を委ねあってストレッチをしたり、体をつけながらも押しすぎないバランスを取るポーズを協力して取ったり、相手の体をマッサージをしたりします。共通の体験で、自然と会話も生まれることでしょう。内容の一例をご案内します。
・背中合わせの呼吸法
背中を合わせて座り、互いに心地よく寄りかかります。相手の背中の動きや温かみから、自分の呼吸だけでなく相手の呼吸はやさや深さを感じとることを通して、相手へのいたわりの気持ちが生まれる変化も味わいます。
・両手を引くバランスストレッチ
前に立つ人は両手を後ろに出し、後ろに立つ人はその手をつかんで後ろに体重をかけます。前の人は徐々に体重を前にかけて、体をまっすぐに保ったまま倒れ込むようにポーズ取ります。
後ろの相手が見えないので、手の感覚や後ろの相手の気配から、相手を信頼して委ねる必要があるでしょう。すると、胸や肩などが開いて、心も体も十分ストレッチされます。
・船のポーズ
二人で向かい合って座り、足裏を互いに合わせて手をつなぎます。タイミングを合わせて両足を持ち上げてバランスを取ります。ゲーム感覚で顔を合わせながら、笑顔で楽しめるポーズです。
おわりに
いかがでしたか?パートナーヨガを、実際にレッスンで行っているスタジオなどはほとんどありません。筆者がご紹介しているパートナーヨガを、ぜひ参考にしてみてください。
- 執筆者:
- 美宅 玲子