実践!健康づくりウォーキング~フォーム編~ 実践!健康づくりウォーキング~フォーム編~
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実践!血管の大掃除「ウォーキング」の効果的なフォームポイント

25年のキャリアを持つ美と健康づくり指導者。外資系ホテルトレーナーを経て独立。成人~後期高齢者に至るまで幅広く対応。エビデンスに基づく情報提供と、現場経験で培った指導スキルを持つ。コンセプトは健康寿命…
2018年03月10日
現代人の健康づくりに欠かせないスクワット、さらにもう一つ加えるとすれば、ズバリ、ウォーキングでしょう!そこで、健康づくりに役立つ有酸素運動としてのエクササイズウォーキングのフォームについて取り上げます。

ウォーキングとは「血管の大掃除」

私たち専門家は、ウォーキングを「血管の大掃除」と表現します。血管の壁にこびりつき硬く狭くなった通り道(動脈硬化)を、血液・体液の流れとともに老廃物を溶かし流してくれると考えられているからです。

ウォーキング
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効果的フォームポイント

目線はやや前方に・・・無意識に下を向いてしまいがちに。背筋首筋は立て、正面を見るように意識します。

あごはやや引く・・・前方を向き目線を上げると、あごが上がってしまう場合があるので注意します。

肩の力を抜く・・・腕を振る際に力が入りがちですが、首肩はリラックスして力を抜くようにしましょう。

胸を張る・・・上体を起こし、猫背になったり、力んで前倒姿勢にならないよう気を付けます。

手を軽く握る・・・目安としてゆで卵を握るようイメージすると良いでしょう。

肘はやや曲げる・・・直角(90度)が理想ですが、伸ばしていても、軽く曲げても構いません。肘を引くようにして腕を振るのがポイント。

足の甲は90度くらい曲げる・・・かかとから着地する際、つま先は天高く上げるよう意識しましょう。下腿の筋肉が使われます。

かかとから着地して、つま先で地面を押す・・・かかとで着地―体を移動させ―つま先で地面を蹴るようにして前に出します。

ウォーキング
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レッツ・ウォーキング!

持久力は、カラダを丈夫に保つために必要な要素です。心臓・肺を刺激してばてにくい体づくりに役立ちます

また、体力がついてくると自信が出てきますので、前向きさや、チャレンジ精神といったメンタル面にも良い変化が現れます。

エクササイズウォーキングでなくても、通勤や移動といった普段歩く時にフォームを少し意識するだけでもOKですよ。

執筆者:
小川 りょう