年末年始の食べ過ぎ、飲み過ぎによるカロリーオーバーをリセットする方法 年末年始の食べ過ぎ、飲み過ぎによるカロリーオーバーをリセットする方法
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年末年始の食べ過ぎ・飲み過ぎに!2日間の「リセット食」

株式会社肉体改造研究所 管理栄養士。東京農業大学農学部栄養学科栄養学専攻 卒業 。食べることが好きで、新しいものを作りたいという思いから、商品開発職(惣菜のメニュー開発)に就きました。 そこから…
2017年12月27日
クリスマスパーティーに忘年会、年が明けたら新年会。年末年始はお酒を飲む機会が増えて食べ過ぎちゃった!と翌朝に後悔することがよくありませんか?このような日が続いて、何の対策も取らなかったら大変なことになってしまいますが、次の日からリセット食を実践すれば年末年始も怖くありません!今回はリセット食についてお話しします。

カロリーオーバーとは

人それぞれ食べる量、1日に必要とされるエネルギー量は違います。例えば1日の消費エネルギーが2000kcalの人が2800kcalの摂取をしてしまったらカロリーオーバーですよね。800kcal分をどうにかしたいわけです。

人の身体は食べたらすぐに脂肪として蓄えられることはありません。なので、この800kcal分を2日間で調整をしていきましょう。

800kcal(オーバー分)÷2日間=400kcal
2000kcal-400kcal=1600kcal

この場合は、食べ過ぎた日の翌日から2日間は1600kcalを超えない食事量にしていきます。

カロリーオーバー
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リセット食1日目

まずは水分補給から。前日のアルコールで脱水症状に近い状態になっています。白湯をゆっくりと、白湯が苦手な人はお茶でも大丈夫です。間違ってもスポーツドリンクなどはやめてくださいね。糖質を多く含みますので糖質を含まない飲み物を選んでください。

【朝食】
前日の暴飲暴食で胃腸は疲れています。消化の良いものがいいですね。野菜たっぷりのスープはオススメです。朝食はこれくらいでいいでしょう。もし、胃がもたれて食欲がないのであれば無理に食べる必要はありません。水分補給をして、胃腸を休ませてあげましょう。

【昼食】
いつもよりごはんの量を半分にするような程度で十分です。昼食を減らし過ぎてしまうと夕食の量が多くなってしまいます。また、ここでは単品ものを選ぶのではなく、定食のような栄養の偏りが少ないメニューにしましょう。

朝食を食べてない場合は消化のよいものを選びましょう。油の多い料理、味付けが辛い、甘い、濃いなどの料理は避けましょう。

【夕食】
夕食は遅くとも20時までには終わらせましょう。夕食は食事量だけでなく、時間も意識することが大事です。また、糖質制限をして、ごはんや麺類、芋類は食べません。時間や糖質を制限するのは脂肪の蓄積を防ぐためです。

そして、野菜やタンパク質をしっかりと摂れるようなおかずを意識して食べましょう。食物繊維をたっぷり摂り、腸内にたまっているものを出すイメージです。タンパク質は脂質が少ない豆腐や鶏の胸肉、豚のヒレ肉のようなものにしましょう。もちろん、いつもよりは少ない食事量です。

食事
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リセット食2日目

この2日目はとても大事です。1日目は前日の食べ過ぎの罪悪感から気持ち的にも頑張れますが、2日目となると気が緩みいつもと同じような食事をしてしまいがちです。ここは油断禁物です!

【朝食】
ごはん(いつもの半分)と野菜たっぷりのお味噌汁やスープにゆで卵くらいがちょうどよいです。野菜とタンパク質は必ず取り入れましょう。

【昼食】
1日目と同じように定食のようなもので、ごはんをいつもの半分にして下さい。

【夕食】
ここも1日目と同じように20時までに夕食を終わらせる。そして、糖質を多く含むごはん、麺類、いも類は食べない。野菜、タンパク質を中心に。

物足りなさを感じないように生野菜など低カロリーのものをたっぷりと食べるといいでしょう。また、生野菜に多く含まれるビタミン・ミネラルは効率よくエネルギーにしてくれます。

野菜
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まとめ

■リセット食とは
・摂り過ぎたカロリーを二日に分けて収支を調整すること
・脂肪を溜め込みにくい食事をとること


食べ過ぎた日から2日間が勝負です。ここの感覚をつかむことで食べ過ぎによる体重増加を防ぐことが出来ます。早速、リセット食を試してみませんか?

執筆者:
大島 久美