ホットドリンクを飲む女性 ホットドリンクを飲む女性
画像出典: istock

温活生活を始めよう!自然療法的な冷え取りを伝授

全米ヨガアライアンス 、フィジカルトレーナー、スポーツリズムトレーニング デュフューザー資格を取得。エアリアルヨガのスタジオで空中ヨガやフローヨガのレッスンを行っています!
2020年01月15日
体の芯は熱いのに、手足は冷たい。上半身は汗をかくのに、下半身は冷えているなど冬場は特につらい冷え症ですが、秋口から冷え症対策をしておけば冬場の冷えも和らげることができます。今回は身近なもので手軽にできる、昔ながらの冷え取り方法をご紹介をしていきます。

冷え症になる原因

寒がる女性
画像出典: istock

冷え症になる原因は様々な原因が考えられますが、特に持病などを持っている方以外で考えられる原因は、大きく分けて2つあると考えます。それは、日常の運動不足と普段摂取する食事や飲み物です。この2つはどちらかが欠けても冷え症を誘発する大きな原因となりますので、運動習慣や食事に気をつけているけど冷えるという方が、根本から冷え症にを改善したい場合は、それぞれ食事や運動の見直しが必要になります。

運動不足

運動不足が原因で冷え症の症状を訴える方はとても多いです。筋肉は体内で熱を生み出してくれるため、筋肉量が少ないと物理的に体が温まることができず冷え症へまっしぐらということになります。その他にも、下半身の筋肉量が不足していると血液循環が滞り新鮮な温かい血液が供給されず、下半身の冷えへと繋がっていくでしょう。

食事・飲み物

食事や飲み物で体が冷えてしまっている方。これは普段から好んで口にする食べ物や飲み物に原因があります。体を冷やすと言われるコーヒーや緑茶、生野菜ばかりの偏った食事、お菓子などの糖質の多い食べ物を好む方は運動習慣があっても冷えに悩まされやすいです。

自然療法とは?

女性
画像出典: istock

自然療法とは、言わばおばあちゃんの知恵袋のようなものです。薬や化学物質に頼らず、自然に存在するもので健康を維持しながら改善していきます。症状がなくても、病気や不調を未然に防ぎ、自らの持つ自然治癒力や免疫力を高めるためにも自然療法はおすすめです。

自然療法的冷え取りの方法3選

ホットドリンクを飲む女性
画像出典: istock

実際に身近にあるものでできる、自然療法的冷え取りの方法をご紹介していきます。家にあるもの、またはスーパーで簡単に手に入れることができますので是非実践してみてください。

玄米カイロ

天然素材を使用したエコなカイロです。じんわりと温かさが続くので、肩凝りや生理痛の時の腹部の温め、眼精疲労時の目の周りの温めに最適です。

〈玄米カイロの作り方〉

用意する物

玄米…適量

天然繊維の布30×30cmくらい

先程の布より一回り大きめのカバー用の布

作り方

布の片方を⅓程降り、反対側を先ほど追った布に重ねて折ります。(1枚の布の⅓幅の細長い筒状の形になっています)

片方の筒の入口を細かく縫います。

パンパンにならないように気をつけながら玄米を適量入れて、口を閉じるように細かく縫います。

③よりも大きめのカバーを作って完成です。

玄米カイロを使う際は電子レンジ600wで2〜3分様子を見ながら温めて、カバーに入れて使います。使用期限は冬の間の使用でおおよそ2年程度です。

こんにゃく温湿布

用意する物はこんにゃくのみ!繰り返し使えるこんにゃく湿布でエコに冷え症を改善しましょう。

〈こんにゃく温湿布のやり方〉

こんにゃく2枚を鍋で5分程度茹でます。

茹でたこんにゃくをあげて、タオルなどでくるみます。

②の温かいこんにゃくを冷えが気になる部分に置き5分ほど放置します。

特に仙骨、ふくらはぎ、肩甲骨周辺を温めると冷え症に効果的です。使い終わったこんにゃくは、水をはったタッパーなどに保存して小さくなるまで繰り返し使えます。

入浴剤にみかんの皮

普段捨ててしまうみかんの皮も、漢方では〝陳皮〟として処方され、血管を強くして血流をアップさせてくれる冷え症の強い味方なんです。干したみかんの皮を入浴剤代わりに入れて、エコに冷え取りを行いましょう。

〈みかんの皮入浴剤の作り方〉

ワックスや農薬不使用のみかんの皮を用意します。

適当な大きさに手でちぎり、ネットなどにに入れてベランダなどで数日干して完成です。

雨の日は室内にとりこみましょう。お風呂に入れる量は乾燥したみかんの皮一握り程度で充分です。

自然療法的な冷え取りで温活を始めよう

リラックスする女性
画像出典: istock

冷え症は根本的な原因を直すことも大切ですが、普段試せる、ちょっとした手間も大切です。自分のために使う、ちょっとした一手間が冷え症対策への意識を変えてくれます。身近にあるもので簡単にできるエコな冷え取りをぜひ試してみてはいかがでしょう。

執筆者:
Hikaru