ピツプサイズを測る女性 ピツプサイズを測る女性
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「ヒップリフト」のヒップアップ効果を確実に高める簡単ストレッチ

パーソナルボディメイクSYNAPSE代表。健康運動指導士。元陸上自衛隊非常勤体育講師。 現在は東急スポーツオアシス、エニタイムフィットネスなどを中心に東京都内で出張パーソナルトレーニング指導を展…
2020年01月09日
ヒップアップだけでなく、腰痛予防にも効果が期待できるエクササイズの「ヒップリフト」。今回は、ヒップリフトのエクササイズ効果を確実なものにするために、ぜひ行っておきたいストレッチについてご紹介していきます。

ヒップリフトを大殿筋に効かせるコツ

女性
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ヒップリフトはその名の通り、お尻を上げていく動作を繰り返すことで、お尻の筋肉である大殿筋に効かせることができます。ヒップリフトを大殿筋に効かせるコツは、お尻を上げていく際に、腰を床の方向に引くようにすることです。そうすることで骨盤が後傾位になるため、大殿筋に効きやすくなります。しかし、この「腰を床の方向に引くという動作が難しい…」という方も多いようです。そこで「腰を床の方向に引く」という動きを行いやすくするストレッチをご紹介しましょう。

ヒップリフトの効果を高めるストレッチ

ストレッチする男性
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四つん這いになり、腰を反らした体勢を作ってから(写真①)腰を丸めていきます(写真②)。この動作を10回繰り返します。

腰を丸める際、腰を上に突き上げるように(画像矢印参照)してみましょう。この動きこそがヒップリフトにおける「腰を床の方向に引く」という動きになります。

ストレッチで可動域を広げるコツ

女性
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このストレッチのポイントは、必ず腰を反らしてから腰を丸める動きを行うようにすることです。動きを伴うストレッチであるダイナミックストレッチは、一方の筋肉が収縮している際、その反対側の筋肉は弛緩しているという、筋肉の性質を用いて可動域を高めるストレッチになります。

今回のストレッチの場合、腰を丸める際に機能する筋肉が収縮しているので、腰を反らす際に機能する筋肉が弛緩していることになり、その結果腰を丸める動きを高めることができるのです。そのため、必ず高めたい動きが後になるようにしましょう。また、ゆっくりと、少しずつ大きく動かしていくこともダイナミックストレッチで可動域を広げるコツです。

事前のストレッチでヒップアップ効果を高めよう

女性のヒップライン
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このストレッチを行った上で改めてヒップリフトを行ってみましょう。すると腰を床の方向に引くという動きが行いやすくなり、大殿筋と腹横筋に効いていることが必ず実感できるはずです。ヒップアップと腰痛予防、そしてお腹痩せにお役立てください。

執筆者:
町田 晋一